ルクセンブルク公室と日本の皇室のつきあいは、上皇さまの皇太子時代である1950年代に遡る。
「前大公夫妻は1990年、上皇さまの即位の礼に出席しました。1999年にも国賓として来日し、大阪や山梨などを訪れました。また、現在の大公は1981年に、身分を隠して日本国内を旅行したこともあるほどの日本通です」(宮内庁関係者)
秋篠宮ご夫妻とも、深い縁がある。ご夫妻は1999年、前大公夫妻が来日した際、釣りが趣味だという前大公を大阪の水族館に案内。秋篠宮さまは研究されているナマズのご説明を自らされた。
また、眞子さんもルクセンブルク公室とは接点がある。2017年11月、現在の大公と長女のアレクサンドラ大公女が国賓として来日した際、宮中晩餐会に出席しており、翌々日には、大公が主催した答礼コンサートも鑑賞しているのだ。
「そのタイミングといえば、眞子さんの婚約内定会見直後で、小室さんの母・佳代さんの金銭トラブルが明るみに出る直前のことです。眞子さんとアレクサンドラ大公女は同年の生まれでもあるので、晩餐会では小室さんや結婚の話題も出たに違いありません。奇しくもアレクサンドラ大公女は今年4月に結婚。国中が祝福ムードに包まれました」(皇室ジャーナリスト)
世界で最も長い歴史を持つ王室(皇室)である、日本の天皇家。その血脈であり、「将来の天皇の姉」である眞子さんが、アメリカで弁護士の夫と暮らしていることを、ルクセンブルク公室が知らないわけはない。
「ルクセンブルク公室側にとっても、もともとビジネスパートナーだったアメリカの法律事務所のチーム内に、眞子さんの夫が異動してきたなら、そのルートを大切にしない手はないでしょう」(前出・宮内庁関係者)
LS内で、唯一小室さんのみが使える“最強のカード”。このチャンスをみすみす逃すはずはない。
「小室さんは、肩書を“武器”に交渉を持ちかけるでしょう。多少強気に出ても、眞子さんの存在がある以上、ルクセンブルク側も無下にはできない。眞子さんもそのことはよくわかっているでしょうから、夫婦で現地を訪れるなど、パフォーマンスの面で小室さんをサポートすることがあるかもしれませんね。ルクセンブルク公室を後ろ盾にするために尽力するのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
アメリカ社会ではコネがものを言わせる部分も多い。世界の王室に働きかけることができる小室さんの存在。ただ、その“活躍”は、眞子さんなくして成しえない──。
※女性セブン2023年7月20日号