男性を招くことも可能
佳子さまはかねてから「皇室離脱願望が強い」と報じられてきた。宮内庁担当記者が語る。
「ICU(国際基督教大学)時代には露出の多いタンクトップ姿でオリエンテーションに参加したり、もともと皇室の風習にとらわれないタイプでした。そんな佳子さまが28歳を迎え、気付けば周囲でも結婚などで親元を離れる友人が増えています。自立心が強い方なので、“私も”という想いが募った部分はあったでしょう。
眞子さんと圭さんの結婚騒動でも、自由恋愛を貫いた姉に常に寄り添い、結果的に秋篠宮夫妻との溝が深まったとも言われています。こうした両親との軋轢が佳子さまに別居を選択させたのかもしれません」
佳子さまが一人で暮らす分室は鉄筋コンクリート造の3階建てで、延べ床面積は約1400平米に及ぶ。
「1階は接見などの邸内行事に使われる公室部分で、2階は事務室、3階が私室になっている。私室部分だけで500平米近くあり、キッチンや家族それぞれの部屋もありました。佳子さまはいま、私室部分を一人で使っていることになる」(同前)
同じ赤坂御用地内にあり、秋篠宮邸にほど近い。そこでの生活はどのようなものなのか。
「事前に職員に来訪情報を伝えておけば、友人を呼ぶことも可能です。仮に意中の男性がいれば招くこともできる。実際に秋篠宮さまの学生時代には、紀子さまがお忍びで東宮御所を訪れていました。ただ、紀子さまが佳子さまと異性との密会を警戒しているとも報じられています」(同前)
『女性セブン』(3月23日号)によれば、紀子さまが職員を通じて「佳子さまの来客者を全てチェック」しており、これに佳子さまが猛反発しているという。
小田部氏が懸念するのは、こうした家族の溝が悠仁さまに与える影響だ。
「秋篠宮さまは子どもたちの意思を尊重する教育方針を貫いてきましたが、その結果が眞子さんの結婚騒動に結びついた点は否めません。悠仁さまが2年後に成年を迎えるなか、皇位継承者としての自覚を育む上でこれまでのように自由を重んじてばかりもいられない。
皇室離脱を強く望んでいるとされる佳子さまが身近にいることが、悠仁さまにどんな影響を与えるのか。16歳という多感な時期に、親娘の家庭内不和が悠仁さまの心にどんな暗い影を落とすのか……。それを考えた時、秋篠宮さまのなかでも佳子さまの別居を認める考えはあったのかもしれない。皇嗣として、父として、秋篠宮さまはあまりにも複雑な立場に立たされています」
秋篠宮さまはこの難局を乗り越えることができるのか。
※週刊ポスト2023年8月4日号