スポーツ

【プロ志望表明なら競合必至】佐々木麟太郎“一塁専の和製大砲”をドラフト指名するのはどこか? 各球団の事情と思惑

高校通算140本塁打の実績を誇る佐々木麟太郎の去就は?

高校通算140本塁打の実績を誇る佐々木麟太郎の去就は?

 ドラフトで何球団が指名するのか──。8月19日、夏の甲子園は準々決勝が行われ、プロ注目の佐々木麟太郎を擁する花巻東(岩手)は仙台育英(宮城)に9対4で敗れ、悲願の日本一には届かなかった。試合後、麟太郎は今後の進路について「まだ全く考えていない」と明言しなかった。今大会ではホームランこそなかったが、16打数6安打2打点、打率3割7分5厘という数字を残し、高校通算140本塁打の麟太郎がプロ志望を表明すれば、複数球団のドラフト1位指名も必至と言われる。

「スイングスピードや打球の速さは日本人離れしており、どの球団も欲しい逸材で、1位指名が競合することも十分考えられます。麟太郎自身が将来的にプロ野球、そしてメジャーリーグを目指しているなら、大学や社会人に進むのは遠回りだと思います。

 例えば、2006年の甲子園優勝投手である早稲田実業の斎藤佑樹は早稲田大学を経て、日本ハムに入団しましたが、11年のプロ生活で15勝しか挙げられなかった。大学時代のケガの影響もあったと考えられます。高校から直接プロに入っていれば、もっと違う結果が生まれたのではないか。

 PL学園の清原和博は、1985年のドラフト会議で意中の巨人に指名されず、社会人に行くのではないかとも言われましたが、西武に入団して1年目に3割4厘、31本塁打を打った。麟太郎も“旬”を逃す必要はない」(スポーツライター・以下同)

 184センチ、113キロの麟太郎は、花巻東では主に一塁を守っている。三塁や捕手など、一塁以外のポジションを守ったこともあるが、現状の守備レベルでは「一塁専」(一塁専門で守る選手)という評価が多いようだ。今後、外野や三塁守備の練習でどこまで幅広いポジションを守れるようになるかはわからないが、基本路線としては一塁手としての指名になるだろう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン