宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀 東京本店「宍道湖しじみ中華蕎麦〈塩〉」1000円

宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀 東京本店「宍道湖しじみ中華蕎麦〈塩〉」

宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀 東京本店「宍道湖しじみ中華蕎麦〈塩〉」(撮影/太田真三)

 最初の一口からシジミの芳醇な香りと凝縮された旨味が押し寄せる。島根県から直送の宍道湖産シジミを丼一杯につき約80個分も使うスープには鶏のコク深い出汁が加わり、コシのある細麺とも相性抜群。ミシュランガイド東京のビブグルマンに3年連続で選ばれるなど、ラーメンのジャンルを超えて高評価を得ている。今春オープンの池袋店では自家製麺や「つけ蕎麦」など新たな趣向を展開しており、両店の食べ比べも楽しそうだ。

住所:東京都大田区西六郷2-1-3
営業時間:11時半~15時
定休日:金・土・日

宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀 東京本店(東京都大田区西六郷2-1-3)

宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀 東京本店(東京都大田区西六郷2-1-3。撮影/太田真三)

Ramen 鯛魔神「しおラーメン」1000円

Ramen 鯛魔神「しおラーメン」

Ramen 鯛魔神「しおラーメン」(撮影/太田真三)

 店に入ると、出迎える鯛の香りが食欲をかき立てる。使うのは豊洲市場から仕入れる真鯛。オーブンで焼いた頭やアラをシジミ、椎茸、昆布と共に約5時間煮込み、鶏と豚を入れて更に1、2時間煮込んで複層的なコクのスープに仕上げる。澄み切ったスープには濃厚な鯛の旨味が溶け込み、麺と絡んで箸が止まらなくなる。炙った鯛のほぐし身や柚子など具材の風味の加勢も楽しい。

住所:東京都大田区西蒲田7-42-7
営業時間:11時半~15時、18時~21時
定休日:水

Ramen 鯛魔神(東京都大田区西蒲田7-42-7)

Ramen 鯛魔神(東京都大田区西蒲田7-42-7。撮影/太田真三)

貝麺 みかわ「中華そば(塩)」880円

貝麺 みかわ「中華そば(塩)」

貝麺 みかわ「中華そば(塩)」(撮影/岩本朗)

 澄んだスープは、アサリ、ハマグリ、ホタテをじっくり煮込んでとった貝白湯をベースに、牛骨の旨味を抽出した牛白湯をブレンド。天然天日塩や藻塩などを使用したタレや、自家製貝油を加え、貝の旨味をガツンと感じられる味わいに仕上げている。北海道産ゆめちからを使用した平打ち麺は、しっかりした食感と滑らかなのどごしでスープと見事にマッチ。3種類のチャーシューも食べごたえがあり、満足度が高い。

住所:東京都世田谷区北沢2-25-4 松屋メガネビル1F
営業時間:11時~15時、17時~20時45分(L.O.)
定休日:無休

貝麺 みかわ(東京都世田谷区北沢2-25-4 松屋メガネビル1F)

貝麺 みかわ(東京都世田谷区北沢2-25-4 松屋メガネビル1F。撮影/岩本朗)

【プロフィール】
大崎裕史(おおさき・ひろし)/福島県出身。ラーメンデータバンク取締役会長。「自称日本一ラーメンを食べた男」として雑誌やテレビなどで活躍。

取材・文/上田千春、城川佳子

※週刊ポスト2023年9月8日号

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