『ブルバスター』で怪獣退治をするために立ち上がったのは名もなき零細企業 ©P.I.C.S.・KADOKAWA刊/波止工業動画制作部

『ブルバスター』で怪獣退治をするために立ち上がったのは名もなき零細企業 (C)P.I.C.S.・KADOKAWA刊/波止工業動画制作部

 加えて北九州には「昭和の薫り」もあった。

「昭和の匂いのする街並みを探していたんで理想的でした。商店街に入るとちょっとした飲み屋があったり。そこにキャラクターを入れるだけでドラマになる。この感覚は、昭和のドラマで育ったからかもしれないですけど(笑)。飲みながら何かを語り合うとか、全部、画になる。昭和ドラマのオマージュを入れたかったんで、必然的にこの昭和の街並みが必要だったんですよ。

 もちろんそういう会話劇だけではなく、ロボットが怪獣を倒すカタルシスはしっかり作ろうと思っています。それをミックスするバランスが作っていて一番難しくて面白いところ。そういった部分も楽しみにしていただきたいですね。アニメが成功すれば、ゆくゆくは実写にしたいと思ってがんばってます!」

後編に続く

アニメ「ブルバスター」10月4日から放送開始!

 若き技術者・沖野鉄郎は、自ら開発した新型ロボット・ブルバスターを携え、害獣駆除会社の波止工業に出向。田島が社長を務める波止が対峙しているのは“巨獣” と名付けられた謎の生物だった!さらに万年金欠の零細企業とあって、波止には常に経済的な問題がつきまとう……。ロボットの燃料費、パイロットの人件費、もちろん弾一発の無駄さえ許されない。巨獣を退治するという「理想」と、コストという「現実」の狭間で、波止に未来は訪れるのか!?

https://bullbuster.jp/

TOKYO MX・AT-X・カンテレ・TVQ九州放送・BS日テレほかにて放送中
(C)P.I.C.S.・KADOKAWA 刊/波止工業動画制作部

【プロフィール】中尾浩之(なかお・ひろゆき)/映像監督・脚本家。株式会社ピクス(P.I.C.S.)所属。2009年から2015年まで放送された歴史エンターテインメント番組『タイムスクープハンター』(NHK)では脚本と演出を手掛ける。

◆取材・文 てれびのスキマ/1978年生まれ。ライター。戸部田誠の名義での著書に『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『タモリ学』(イーストプレス)、『芸能界誕生』(新潮新書)、『史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記1980-1989』(双葉社)など。

撮影/槇野翔太

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