椿原慶子アナ(写真/ロケットパンチ)
そんな3人の中ではカトパンの結婚がもっとも遅いが、噂のあった有名アスリートや人気グループのパフォーマーではなく、実業家を結婚相手に選んだのは椿原アナの影響があったのかもしれない。
フジは他局より“ママウンサー”多い?
果たして、2児を出産し、このたび復職した椿原アナのように、近年フジテレビではママアナウンサーたちが増える傾向にある。彼女たちのインスタグラムをチェックしていると“ママウンサー”たちが子供を連れて集っている様子が度々アップされている。ちなみに出産後、復職しているアナウンサーは、西山喜久恵アナ、川野良子アナ、佐々木恭子アナ、遠藤玲子アナ、佐藤里佳アナ、藤村さおりアナ、生野陽子アナ、戸部洋子アナ、松村未央アナら(順不同)。退社してしまったが、在局中、“パンアナ”として人気を博した高島彩や三田友梨佳もママであり、他の在京局よりも多いという印象がある。
8月3日には宮澤智アナが自身のインスタグラムで第一子出産を報告しているし、永島優美アナは第一子妊娠中だ。
“ママウンサー”が増加する理由の一つに、ベテラン、西山喜久恵アナの存在がある。かつて同アナが企画立案をした『フジテレビママウンス室』というママ応援バラエティーがあったように、働くママとして発信しやすい土壌がフジテレビには既にあるのだ。
ずいぶん前の話になるが、若くして3児のママになった若手アナウンサーに対し、「せっかく人気が出てきたのに、もったいない。だったら別の子を採用したのに…」とボヤいていた他局の男性幹部がいて驚いたことがある。
いわゆる“マタハラ”の走りのような話だが、フジテレビの場合は、西山アナがいまも『めざましどようび』のスタジオや、『めざましテレビ』の“きょうのわんこ”のナレーションなど、第一線で活躍。さらに今春は『日本マスターズ水泳短水路大会』で6位に入賞したことがおおいに話題になった。ちなみに彼女が40代前半で水泳を始めた理由は、お子さんが1歳のときに肺炎で入院し、気管支が弱いと診断されたことだった。その際、医師から水泳を勧められ、子供が徐々に上達する様子を見ていたら自分も「どっぷりハマっちゃって…」という。
このように子供の闘病がきっかけで母子共々水泳に打ち込み、仕事も続ける西山アナを見ていたら、後輩たちも「キクさんのように」と大きな目標となるに違いない。
果たして2児を出産し、復職した椿原アナ。「仕入れてくる」と意気込んだ“ママ情報”には、フジテレビのママウンサーたちの縦の繋がり、横の繋がりから生まれるものもたくさんあることだろう。椿原慶子アナの今後に期待したい。
◆山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『アップ!』(メ~テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。