延寿太夫はどう認識しているのか。11月上旬、外出した延寿太夫に話を聞いた。
――出演料をめぐるトラブルはあったのか?
「ないです、ないです。ぼくは“ない”と思っています」
清元の事務所に尋ねると、「当事者同士で今後どうしていくか話し合っている最中なので、静かに見守っていただければと思います」と回答した。
歌舞伎の興行主である松竹は、公演で大きな役割を担う清元連中の現状をどう考えるのか。
「(出演料の少なさや支払い方法については)それぞれの公演毎に関係者間の個別の協議により水準や支払方法等を決定しているが、当事者以外へ説明すべきことではない。(清元連中内部での分配については)全出演者分の総額を一括して支払い、以後の対応は委ねているため、回答する立場にない。(ボイコット未遂については)個別公演における経過詳細の説明は控える」
11月9日発売の『女性セブン』では、「奴隷労働」をほかと比べられないように家元・延寿太夫が行っている“工作”、ゴルフ三昧、銀座で豪遊する家元の「金満生活」ぶり、女性と自宅から出てきた右近を直撃した時の様子などについて詳報している。