共犯者らとSNSで嘘のメッセージを送り、女性2人から現金をだまし取ったとして、大阪府警西成署の警察官で巡査の大谷優璃菜容疑者(25)が詐欺の疑いで逮捕された。大谷容疑者は「詐欺に加担したのは事実です」と容疑を認めているという。いわゆる“ロマンス詐欺”に加担したとみられ、警察は大谷容疑者が詐欺グループの受け子だったとみて、余罪も含めて詳しい経緯を調べている。
「仲間と共謀し、SNSでカナダ人の男性医師になりすまし、今年7月から8月にかけて、佐賀県小城市の50代女性に対して、『イエメンの病院で患者の世話をしているが、母が入院した』といった嘘のメッセージを送り、現金をだまし取った疑いが持たれています。
また、日本人の男性モデルになりすまして、同様の手口で埼玉県川越市の60代女性からも現金をだまし取った疑いもあります。2人の女性の被害総額はおよそ1334万円にのぼり、うち90万円を大谷容疑者の口座に振り込ませたようです」(全国紙記者)
大谷容疑者は、警察官として期待をかけられる存在だったという。彼女を知る人物が明かす。
「子どもの頃から柔道に打ち込み、得意技は大外刈り。スポーツで有名な高校に進みました。インターハイ出場経験もあり、重量級で戦っていたので、高身長で体格もよかった。柔道の腕前でも、警察官として期待されていたと思います。今年3月からは刑事課で薬物事件の捜査を担当していると聞いていました」(大谷容疑者の知人)
大谷容疑者は明るい性格で、愛されキャラだったという。