芸能

谷村新司さんお別れの会に百恵さんは欠席、長男・祐太朗が出席 『いい日旅立ち』から続いた三浦家との縁

親子2代で谷村さんと共演を果たした(2022年5月)

親子2代で谷村さんと共演を果たした(2022年5月)

 白いかすみ草や胡蝶蘭でいっぱいの祭壇。中央に飾られた写真の男性は、穏やかな笑みを浮かべていた。2023年12月11日、都内のホテルで、10月8日に逝去した谷村新司さん(享年74)のお別れの会「喝采」が開かれた。

「発起人は加山雄三さん(86才)や湯川れい子さん(87才)ら。アリスで谷村さんと一緒に活動した堀内孝雄さん(74才)など約600人が出席し、最後は全員で谷村さんの代表曲『昴』を歌って故人を送り出しました」(スポーツ紙記者)

 谷村さんを慕った芸能界の面々が揃う会場内で、ひときわ沈んだ表情を見せていたのは、山口百恵さん(64才)と三浦友和(71才)の長男で歌手の三浦祐太朗(39才)だ。谷村さんと百恵さんの縁は、あの名曲が誕生する少し前から始まっていた。

「1976年頃、アリスと百恵さんの舞台照明チーフが同じかただったという縁で、その人を通じて連絡先を交換したのが、交流のきっかけでした。その後、国鉄のキャンペーンソングとして谷村さんが作詞作曲した曲を聴いた百恵さんは『すっごくいい。歌いたい』と即答した。それが『いい日旅立ち』でした」(音楽関係者)

 1980年に百恵さんが芸能界を引退してからも、谷村さんと三浦家の交流は続いた。

「おふたりは家族ぐるみのつきあいで、谷村さんが幼い祐太朗さんに得意のお好み焼きを振る舞ったこともあったそうです」(テレビ局関係者)

 谷村さんにとって、幼い頃から面倒を見てきた祐太朗は、かわいくて仕方がない存在だった。

「2015年に歌番組で谷村さんと祐太朗さんがともに『いい日旅立ち』を熱唱したことがありました。祐太朗さんが百恵さんの曲を公の前で歌うきっかけになった番組なのですが、これは谷村さんの優しさによるものでした。当時、ミュージシャンとして伸び悩んでいた祐太朗さんを思い、谷村さんが特別にコラボを承諾したのです」(前出・音楽関係者)

 また、2018年に行われた東日本大震災のチャリティーコンサートにも、谷村さんの推薦で祐太朗が登場した。

「いまや、祐太朗さんは百恵さんの曲のみを収録したカバーアルバムを発売したり、ライブで堂々と百恵さんの曲を披露していますが、きっかけを作ったのは谷村さんだったのです」(前出・音楽関係者)

関連記事

トピックス

薬物で何度も刑務所の中に入った田代まさし氏(68)
《志村けんさんのアドバイスも…》覚醒剤で逮捕5回の田代まさし氏、師匠・志村さんの努力によぎった絶望と「薬に近づいた瞬間」
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《ずっと若いママになりたかった》子ども好きだった中山美穂さん、元社長が明かした「反対押し切り意思貫いた結婚と愛息との別れ」
週刊ポスト
連敗中でも大谷翔平は4試合連続本塁打を放つなど打撃好調だが…(時事通信フォト)
大谷翔平が4試合連続HRもロバーツ監督が辛辣コメントの理由 ドジャース「地区2位転落」で補強敢行のパドレスと厳しい争いのなか「ここで手綱を締めたい狙い」との指摘
NEWSポストセブン
伊豆急下田駅に到着された両陛下と愛子さま(時事通信フォト)
《しゃがめってマジで!》“撮り鉄”たちが天皇皇后両陛下のお召し列車に殺到…駅構内は厳戒態勢に JR東日本「トラブルや混乱が発生したとの情報はありません」
NEWSポストセブン
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《早穂夫人は広島への想いを投稿》前田健太投手、マイナー移籍にともない妻が現地視察「なかなか来ない場所なので」…夫婦がSNSで匂わせた「古巣への想い」
NEWSポストセブン
2023年ドラフト1位で広島に入団した常廣羽也斗(時事通信)
《1単位とれずに痛恨の再留年》広島カープ・常廣羽也斗投手、現在も青山学院大学に在学中…球団も事実認める「本人にとっては重要なキャリア」とコメント
NEWSポストセブン
芸能生活20周年を迎えたタレントの鈴木あきえさん
《チア時代に甲子園アルプス席で母校を応援》鈴木あきえ、芸能生活21年で“1度だけ引退を考えた過去”「グラビア撮影のたびに水着の面積がちっちゃくなって…」
NEWSポストセブン
釜本邦茂さん
【追悼】釜本邦茂さんが語っていた“母への感謝” 「陸上の五輪候補選手だった母がサッカーを続けさせてくれた」
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《ラーメンにウジ虫混入騒動》体重減少、誹謗中傷、害虫対策の徹底…誠実な店主が吐露する営業再開までの苦難の40日間「『頑張ってね』という言葉すら怖く感じた」
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
【「便器なめろ」の暴言も】広陵「暴力問題」で被害生徒の父が初告白「求めるのは中井監督と堀校長の謝罪、再発防止策」 監督の「対外試合がなくなってもいいんか?」発言を否定しない学校側報告書の存在も 広陵は「そうしたやりとりはなかった」と回答
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《過激すぎる》イギリス公共放送が制作した金髪美女インフルエンサー(26)の密着番組、スポンサーが異例の抗議「自社製品と関連づけられたくない」 
NEWSポストセブン
悠仁さまに関心を寄せるのは日本人だけではない(時事通信フォト)
〈悠仁親王の直接の先輩が質問に何でも答えます!〉中国SNSに現れた“筑波大の先輩”名乗る中国人留学生が「投稿全削除」のワケ《中国で炎上》
週刊ポスト