国内

「普通のOLさんとかでは難しくないですか?」元メンズアイドルが語る「推し活」のリアル金銭事情

こんなに密着して……メンズアイドルとチェキを撮る女性ファン

こんなに密着して……メンズアイドルとチェキを撮る女性ファン

「推し」という言葉が一般的になった今日、存在感を増しているメンズアイドル。トップアイドルは多くの人々の夢を集める一方で、「メンズ地下アイドル(以下、メン地下)」の現場では“生き残り”をかけたシビアな現実が広がる。

 その実態を解き明かすため、地下アイドルを含む界隈に頻繁に潜入しているグラビアアイドル兼ライターの吉沢さりぃ氏と、綿密な取材で「メンズアイドル」の実態を浮き彫りにした『夢なし先生の進路指導』の作者・笠原真樹氏が、過去に「メン地下」として活動してきた二人の男性にインタビュー取材を敢行した。【前後編の後編。前編から続く】

 * * *
吉沢(以下、吉沢):ファンの子が「推し」のアイドルと100枚有料のチェキ写真を撮ることを、業界では「100チャレ」といいます。元地下アイドルのAさんBさんには、10万円程度かかる「100チャレ」を競ってする女性ファンがついていたと聞いて、驚きでした。実際、100チャレができる子って普通のOLさんとかでは難しくないですか? 私の友人は風俗勤務でした。

元アイドルA(以下A) :僕のファンの子で、看護師から風俗堕ちした子がいました。

笠原真樹(以下笠原):看護師さんは、一般職でも高収入な部類に入ると思うんですが。

A:僕のライブだけでなく、カフェバーにもきてお金を使ってくれていたんで、足りなかったんだと思います。

元アイドルB(以下B) :なんで風俗嬢になったってわかったの?

A:バイト(カフェバー)終わりに酔ったテンションで一緒に働いていたメンバーと「風俗行こう〜!』って話になって。それで、たまたま行った風俗店に俺のファンが働いてたっていう。

笠原:すごい偶然ですね。

A:メンバーが、他人のそら似だろうと指名したら本人でした。

B:うわぁ~~。

A:結局もう僕のライブに来てチェキを撮ってくれることはなくなりました。

吉沢:指名したメンバーさんに推し変したわけでもなく?

A:ライブには一切来ずに、たまたま休みの日にバイト先に忘れ物取りに行ったら指名したメンバーと楽しそうに飲んでました……。

編集:それはショックですね。

吉沢:使う額が大きいファンが1人減るだけで大打撃だ……。

A:そう! 急にチェキ買わなくなるファンとかいるとめっちゃ病む!

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト