芸能

《歌手の小金沢昇司さん65歳が死去》「仕事を受けられる状態にない」飲酒運転逮捕からの転落半生「事務所倒産」「体調不良」表舞台から姿を避けた3年間

「デビュー20周年コンサート」で日ハムのユニフォームを着る小金沢さん(2007年撮影)

「デビュー20周年コンサート」で日ハムのユニフォームを着る小金沢さん(2007年撮影)

 演歌歌手の小金沢昇司さんが1月11日、神奈川県内の病院で呼吸不全のため死去していたことを所属レコード会社が発表した。65歳だった。

 神奈川県出身の小金沢さんは、1992年にのど薬のCMで「歌手の小金沢くん」として話題となった。昨年は歌手生活35周年で節目の年だった。レコード会社の公式サイトは、「体調不良により入退院を繰り返しておりました」と小金沢さんの近況について触れ、通夜および告別式は「ご遺族の意向により近親者のみにて執り行いました」と報告している。

 身長175cmでガッシリした体つきの小金沢さんは同じく歌手・北島三郎(87)に憧れて、芸能界入りした。

「家業のラーメン屋を継ぐために歌舞伎町の飲食店で修行中だった小金沢さんは、新宿の劇場で北島三郎さんの看板を見て弟子入りを決意したそうです。25歳で弟子入りしてから4年間、北島さんの付き人兼運転手を務め上げ、1988年に『おまえさがして』で念願の歌手デビューを果たしました。『歌手の小金沢くん』としてのど薬のCMでブレイクした時は、すでに30歳を過ぎていて、遅咲きの歌手でした」(芸能プロ関係者)

 北島ファミリーの一員として山本譲二(73)、松原のぶえ(62)らとともに、人気を博した小金沢さん。2014年には「大恩ある師匠の教えを胸に、より一層歌の道を精進してまいる所存です」と、のれん分けというかたちで26年間所属した北島音楽事務所から独立。しかし、独立後に大きな試練が彼を襲った。

関連キーワード

関連記事

トピックス

谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
列車の冷房送風口下は取り合い(写真提供/イメージマート)
《クーラーの温度設定で意見が真っ二つ》電車内で「寒暖差で体調崩すので弱冷房車」派がいる一方で、”送風口下の取り合い”を続ける汗かき男性は「なぜ”強冷房車”がないのか」と求める
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
「舌出し失神KO勝ち」から42年後の真実(撮影=木村盛綱/AFLO)
【追悼ハルク・ホーガン】無名のミュージシャンが「プロレスラーになりたい」と長州力を訪問 最大の転機となったアントニオ猪木との出会い
週刊ポスト
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン