そんななか、本誌・週刊ポストは猿之助の近況をキャッチした。猿之助と関係の深い演劇関係者がこう話す。
「四代目が、都内にある古刹のご住職に連絡を入れて、ご両親である段四郎ご夫妻の今後の追善供養をお願いしたのだそうです。このお寺は1717年に没した初代段四郎の追善供養を続けてきた、段四郎一家と縁の深い寺院だといいます」
事件の前は、猿之助自身もこの寺院で、初代段四郎の追善供養の施主となっていたというが、事件後は姿を見せていない。前出の演劇関係者が続ける。
「四代目自身が事件に関与していることから、表に出てご両親を弔うこともなかなか難しい。そうしたなか、この寺院のご住職は昨年5月に段四郎さんご夫妻が亡くなって以降、自発的に月命日の追善供養をしていたそうです。四代目が連絡を入れたのは、そのことへのお礼を言うとともに、ご両親の魂を供養すべく、“今後もよろしくお願いします”と自分の口で直接伝えたかったのでしょう」
※週刊ポスト2024年2月9・16日号