芸能

《長野移住5年》「テレビの人が軽い気持ちで農業を」元柔道メダリスト篠原信一がブルーベリー農家に転身も当初感じた「地元の冷ややかな視線」の今

ブルーベリー農家に転身した元柔道メダリスト篠原信一さん

ブルーベリー農家に転身した元柔道メダリスト篠原信一さん

 シドニー五輪の柔道銀メダリストでタレントとして活躍する篠原信一(51)さん。現役時代は身長190センチの巨体で、世界の並みいる強敵と組み合ってきた。そんな篠原さんは畳を離れ、土と向き合っていた。【前後編の後編。前編から続く

 51歳となった篠原さんは2020年に長野県安曇野市に移住し、大自然の中でブルーベリー作りに勤しんでいる。2022年からは「あづみの移住大使」を務め、悠々自適なセカンドライフを送っていた。だが、移住した当初は地元の信頼をなかなか得られなかったという。

「『テレビに出ている人間が軽い気持ちで移住して、農業をやってるんじゃないの?』という声はあったと思いますし、冷ややかな視線を感じることもありました。実際に初めの頃は『篠原くん農家できるの?』と言われました。そんなこともあり、どうせ移住するなら地に足をつけて、“一から農家をやるぞ”と覚悟を決めたんです」

 1995年に大学の1才年上の先輩と結婚した篠原さんは、4人の子宝(3男1女)に恵まれた。のちに「世紀の誤審」といわれる2000年のシドニー五輪柔道100キロ超級で銀メダルを獲得後、2003年に現役を引退。2008年に就任した柔道男子日本代表監督を退任した後は、奈良県で産業廃棄物管理会社を立ち上げた。

 長野県安曇野市にある篠原さんの自宅の最寄り駅は無人駅だった。徒歩で駅から自宅までは1時間ほどかかる。取材した1月上旬は5センチほどの積雪になっていた。移住して5年、きっかけは意外にも奥さんの何気ない一言だったという。

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《中国とASEAN諸国との関係に楔を打つ第一歩》愛子さま、初の海外公務「ラオス訪問」に秘められていた外交戦略
週刊ポスト
グラビア界の「きれいなお姉さん」として確固たる地位を固めた斉藤里奈
「グラビアに抵抗あり」でも初挑戦で「現場の熱量に驚愕」 元ミスマガ・斉藤里奈が努力でつかんだ「声のお仕事」
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン