ライフ

柔道整復師・酒井慎太郎先生と風吹ケイの「3分体操」 首・肩のトラブル改善を目指す「あご押し体操」

「いつでも、どこでもできますよ」

「いつでも、どこでもできますよ」

「さかいクリニックグループ」の代表で、“ゴッドハンド”の異名を持つ柔道整復師・酒井慎太郎先生の指導のもと、「筋トレ」を趣味にするグラビアアイドルの風吹ケイさんが実践する「健康寿命を100歳まで延ばす3分体操」。今回は、首・肩のトラブル改善を目指すために「あご押し体操」を実践します。

 首や肩のこり、痛みを治す時に真っ先にチェックするのは首の関節である頸椎の状態です。7つの骨が連なる頸椎は、前方にゆるやかにカーブすることで頭の重みを分散させ、頭を背骨の真上に保っています。ところが、うつむき姿勢や前傾姿勢が多いと頸椎の大切なカーブが失われ、まっすぐになる「ストレートネック」になります。こうなると頸椎のクッション機能が低下し、首回りにトラブルが起こります。

 この体操を繰り返し行なって第5、第6、第7頸椎を後方へと戻し、ストレートネックを改善していきましょう。

ストレートネック&巻き肩チェック

 両腕の力を抜いて膝立ちをし、首の角度を確認しましょう。

〈良い姿勢〉
 首(頸椎)が緩やかなカーブを描き、後頭部が肩甲骨より後ろに位置する。肩が耳の延長線上にあり、腕が体の中心線より後ろにあるのが理想的。

良い姿勢

良い姿勢

〈悪い姿勢〉
 首(頸椎)がまっすぐな状態で前方に突き出ていたら「ストレートネック」。肩が前方へ巻くように位置し、腕が体の中心線より前にあるのが「巻き肩」。巻き肩も首・肩のこりなどに影響する。

悪い姿勢

悪い姿勢

 以下に、「あご押し体操」の正しいやり方を、風吹ケイさんの実演写真とともに、紹介します。

【1】頭を前方へ突き出す

 イスに深く座って背中を背もたれにつける。体の位置は動かさず、頭だけを前方に突き出す。

頭を前方へ突き出す

頭を前方へ突き出す

【2】あごをグッと後方に押し込む

 あごに人差し指と親指を添え、水平にスライドさせるように後方に強く押し込む。

あごをグッと後方に押し込む

あごをグッと後方に押し込む

【1】と【2】を2~3回繰り返す。

「いつでも、どこでもできますよ」と笑顔で薦めてくれた風吹ケイさんが実践している動画はYouTubeで公開中(https://youtu.be/9Dr-j9xpsIc)。

【プロフィール】
酒井慎太郎(さかい・しんたろう)/東京都北区王子の「さかいクリニックグループ」代表。千葉ロッテマリーンズアカデミー元公式メディカルアドバイザー。柔道整復師。全国からの難治の腰痛や膝痛の施術を行なっている。海外講演も行ないYouTubeチャンネルも開設、著書100冊以上。

風吹ケイ(ふぶき・けい)/1999年4月5日生まれ、大阪府出身。B105・W63・H95。趣味はサウナと筋トレ。最新情報は公式X(@kei_fubuki_)、Instagram(@kei_fubuki_)。小学館よりデジタル写真集『風吹ケイ 愛の息吹』、1st写真集『幕開』が発売中。

撮影/下城英悟

※週刊ポスト2024年2月9・16日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
今回の地震で道路の陥没に巻き込まれた軽自動車(青森県東北町。写真/共同通信社)
【青森県東方沖でM7.5の地震】運用開始以来初の“後発地震注意情報”発表「1週間以内にM7を超える地震の発生確率」が平常時0.1%から1%に 冬の大地震に備えるためにすべきこと 
女性セブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン