スポーツ

《大谷翔平が刑事告訴》水原一平氏の恩師が語った“一平ちゃんの自分探し時代”「日本酒の営業はうまくなかった」「ギャンブル依存なんて信じられない」

騒動の渦中にいる水原一平氏(時事通信フォト)

騒動の渦中にいる水原一平氏(時事通信フォト)

 大谷翔平(29)の専属通訳・水原一平氏(39)がドジャースを解雇された——信じられないニュースが飛び込んだのは、韓国で行われた開幕戦の翌日のことだった。スポーツ専門局ESPNによると、3月21日には大谷選手の代理人が捜査当局に刑事告訴したとされており、事態は急展開を迎えている。

 北海道日本ハムファイターズ時代に大谷と出会い、2017年オフにはともに渡米。仕事の枠を越えて、プライベート面でも大谷を支えた水原氏。そんな“相棒”の「違法賭博」報道には、水原氏を幼少期からよく知る恩師も、驚きと困惑の声を上げた。昨年より米ロサンゼルスで大谷の取材を進めていたノンフィクションライターの水谷竹秀氏がレポートする。

 * * *
 電話口から聞こえる声には、やはり失望の色が滲んでいた。

「なんか大変なことになっちゃったね。他人事じゃないような気分です。本当に、親戚の甥っ子みたいな付き合いでしたから」

 ドジャース・大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏の解雇が発表された3月21日、開口一番にこう口にしたのは、米ロサンゼルスの日本料理店『古都』の店長、松木保雄さん(75)である。

 昨年5月に渡米していた私は、大谷選手の周辺取材をするため、かつて水原氏をアルバイトとして雇っていた松木さんの店を訪ねていた。その時に水原氏の活躍ぶりを誇らしげに語っていた表情が印象的だっただけに、今回、水原氏の“恩師”とも言える松木さんの落胆ぶりが嫌でも伝わってきた。

「一平ちゃんは本当に良い青年で、うちでもよく働いてくれたんです。当時から野球が好きで、将来は野球に関係する仕事に就きたいと言っていた。これから大谷選手と一緒にワールドシリーズの優勝を目指していこうとしている時に、一平ちゃんはどうなっちゃうんだろう。大変ショックで残念です」

 松木さんは1990年代、水原氏の父親と一緒にロスにある日本料理店で働いていた関係で、水原氏を幼少期の頃から知っている。

「5歳ぐらいの時、たまに店に遊びに来ていたんです。僕が還暦の時はお祝いにもきてくれました」

関連キーワード

関連記事

トピックス

前回は歓喜の中心にいた3人だが…
《2026年WBCで連覇を目指す侍ジャパン》山本由伸も佐々木朗希も大谷翔平も投げられない? 激闘を制したドジャースの日本人トリオに立ちはだかるいくつもの壁
週刊ポスト
高市早苗首相(時事通信フォト)
高市早苗首相、16年前にフジテレビで披露したX JAPAN『Rusty Nail』の“完全になりきっていた”絶賛パフォーマンスの一方「後悔を感じている」か
女性セブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
「『あまり外に出られない。ごめんね』と…」”普通の主婦”だった安福久美子容疑者の「26年間の隠伏での変化」、知人は「普段どおりの生活が“透明人間”になる手段だったのか…」《名古屋主婦殺人》
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン
昨年8月末にフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さん
「今この瞬間を感じる」──PTSDを乗り越えた渡邊渚さんが綴る「ひたむきに刺し子」の効果
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
「秋らしいブラウンコーデも素敵」皇后雅子さま、ワントーンコーデに取り入れたのは30年以上ご愛用の「フェラガモのバッグ」
NEWSポストセブン
八田容疑者の祖母がNEWSポストセブンの取材に応じた(『大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会』公式Xより)
《別府・ひき逃げ殺人》大分県警が八田與一容疑者を「海底ゴミ引き揚げ」 で“徹底捜査”か、漁港関係者が話す”手がかり発見の可能性”「過去に骨が見つかったのは1回」
愛子さま(撮影/JMPA)
愛子さま、母校の学園祭に“秋の休日スタイル”で参加 出店でカリカリチーズ棒を購入、ラップバトルもご観覧 リラックスされたご様子でリフレッシュタイムを満喫 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、筑波大学の学園祭を満喫 ご学友と会場を回り、写真撮影の依頼にも快く応対 深い時間までファミレスでおしゃべりに興じ、自転車で颯爽と帰宅 
女性セブン
クマによる被害が相次いでいる(getty images/「クマダス」より)
「胃の内容物の多くは人肉だった」「(遺体に)餌として喰われた痕跡が確認」十和利山熊襲撃事件、人間の味を覚えた“複数”のツキノワグマが起こした惨劇《本州最悪の被害》
NEWSポストセブン