芸能

カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」

ノリさんを師匠と慕うカンニング竹山が語る、ノリさんとは

ノリさんを師匠と慕うカンニング竹山が語る、ノリさんとは

 芸能界の第一線で40年以上にわたって活躍を続ける「とんねるず」の“ノリさん”こと木梨憲武(62才)。2024年は、フジテレビ系ドラマ『春になったら』に主演したほか、初の本格自伝『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』を上梓するなど、幅広い活躍を見せている。木梨と仲が良い著名人たちが、そんな“ノリさんの素顔”を語る。今回はカンニング竹山(52才)に話をきいた。

「『とんねるず』は小さいときから憧れの存在でした。『とんねるず』になりたくて芸人になったといっても過言ではありません」

 と言うカンニング竹山は、ノリさんより10才年下。小学生の頃、故・西城秀樹さんが司会を務めていた情報番組『モーニングサラダ』(日本テレビ系)で、演者の後ろでおもしろいリアクションをしていた、当時19才だった「とんねるず」の2人に惹かれたのが、初めての“出会い”だったという。

『モーニングサラダ』出演後、「とんねるず」は『オールナイトフジ』や『夕やけニャンニャン』(共にフジテレビ系)と活躍の場を広げていくが、残念ながら福岡では当時、その様子が放送されなかった。

「『とんねるず』っていうおもしろい2人組がいるという噂だけは聞いていて‥‥。どうしても活躍している番組が見たくて、東京の大学に通っていた兄の下宿先に遊びに行ってテレビを見せてもらったり、番組を録画して送ってもらったりしていました」(カンニング竹山・以下同)

憲武さんの言葉が人生を変えた

「とんねるず」に憧れた竹山は、“地元・福岡ではなく、東京で売れる芸人”になるべく上京し、21才のときにお笑いコンビ「カンニング」を結成。長い下積みの末、33才でお笑い番組『エンタの神様』(日本テレビ系)に出演。苦し紛れの末に誕生した“キレ芸”でブレークした。

「初めて『とんねるず』の番組『みなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に呼ばれたのは、30代後半になってから。ところがせっかくのチャンスだったのに、このときは結果が出せなかったんです。何しろ『とんねるず』はぼくにとって雲の上の存在。憧れの人の番組に呼ばれて、おふたりと絡めるというだけで舞い上がっちゃった。ぼくにとっては、夢がひとつ叶ったというくらいすごいことでしたから、かなり緊張してしまいました」

 それでもその後も、番組には何度か呼ばれたという。竹山にしてみたら、あまり目立った結果を残せずにいて、40才を過ぎた頃には、この先どう進んだらよいか迷ってしまったという。するとノリさんからこんなアドバイスが。

「“すべてを遊べ。仕事も遊びにするんだ。真剣に遊んで、それを仕事にできたら最高。いまの仕事をつらいと感じたらそれはしんどいけど、遊びと思えば意外に楽しめるんじゃないかな”って──簡単なことではありませんが、考え方ひとつで、苦しみも喜びに、つらさもやりがいに変わるってことなんですよね。憲武さんはさらっと言っていましたけど、これはお笑いだけでなく、どんな職種にも当てはまる深い言葉だと思いました」

 こうした教えを守ることで竹山自身、活躍の場が広がっていったという。

「もちろん、憲武さんのようにポジティブになりきれないこともあるんですけどね。でも、くよくよしても何も変わらない。それなら前を向いて進むべきだって思えるようになりました」

 ノリさんは竹山にとって、憧れであり、師匠のような存在でもあるという。

関連記事

トピックス

地面師グループに約55億円を騙し取られる詐欺事件がモデルだ(Netflix公式より)
Netflixドラマ『地面師たち』を観た元地面師が語った、実際の詐欺の現場とドラマでは何が違うのか
NEWSポストセブン
羽生結弦(時事通信フォト)の元妻・末延麻裕子さん(Facebookより)
【“なかった”ことに】羽生結弦の元妻「消された出会いのきっかけ」に込めた覚悟
NEWSポストセブン
シャトレーゼのケーキを提供している疑惑のカフェ(シャトレーゼHPより)
【無許可でケーキを提供か】疑惑の京都人気観光地のカフェ、中国人系オーナーが運営か シャトレーゼ側は「弊社のブランドを著しく傷つける」とコメント 内偵調査経て「弊社の製品で間違いない」
NEWSポストセブン
“女性初の総理”は生まれるか(左・時事通信フォト、右・共同通信社)
【女性初の総理は生まれるか】長野智子氏、辻元清美議員、伊藤孝恵議員らが語る「今こそ女性リーダーが必要な理由」
女性セブン
「東大生が選んだアイドル」として話題になった武田久美子(1982年撮影)
東大在学時にアイドルイベントを主催した和田秀樹氏 当時中学生だった武田久美子を発掘「東大生の情熱が学園祭隆盛の先鞭をつけました」
週刊ポスト
神田正輝の卒業までに中丸の復帰は間に合うのか(右・Instagramより)
《神田正輝『旅サラダ』残り2週間》謹慎中のKAT-TUN中丸雄一、番組復帰の予定なしで「卒業回出演ピンチ」レギュラー降板の危機も
NEWSポストセブン
8月30日、パワハラ疑惑などの事実関係の調査を進める百条委員会による初の証人尋問に出席した斎藤元彦兵庫県知事(46)。疑惑については認めない姿勢を固めている(時事通信フォト)
驚愕の粘り腰を発揮する斎藤知事を見ていて得られた4つの気づき
NEWSポストセブン
小泉進次郎元環境相と妻の滝川クリステルさん(時事通信フォト)
滝川クリステルの旧習にとらわれない姿勢 選挙区の横須賀では「一度も顔を見せないのはどうか」の声、小泉進次郎氏は「それぞれの人間性を大事にしていきたい」
女性セブン
稽古は2部制。午前中は器具を使って敏捷性などを鍛える瞬発系トレーニングを行なう。将来的には専任コーチをつけたいという
元関脇・嘉風の中村親方、角界の慣習にとらわれない部屋運営と指導法 笑い声が飛び交う稽古は週休2日制「親方の威厳で縛らず、信頼で縛りたい」
週刊ポスト
小泉進次郎氏・滝川クリステル夫妻の出産祝いが永田町で話題
小泉進次郎夫妻のベテラン議員への“出産祝い”が永田町で話題 中身は「長男が着ていたとみられるベビー服や使用感のあるよだれかけ」、フランス流のエコな発想か
女性セブン
柏木由紀と交際中のすがちゃん最高No. 1
《柏木由紀の熱愛相手》「小学生から父親のナンパアシスト」すがちゃん最高No.1“チャラ男の壮絶すぎる半生”
NEWSポストセブン
今年8月で分裂抗争10年目を迎える。写真は六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
「宅配業者を装って射殺」六代目山口組弘道会が池田組に銃口を向けた背景 「ラーメン組長」射殺事件の復讐か
NEWSポストセブン