──お互いに興味や関心はありながらも接点がなかった時代から、今のような関係に変化したのは、ともにエイベックスに移籍したことがきっかけだと思います。相手への印象にも変化はありましたか。
後藤「亜美ちゃんは、想像していた倍はサバサバしていてびっくりした」
鈴木「きれいに言ってくれてますけど、せっかちってことだよね(笑)。真希ちゃんは、クールな人なのかなと思ってたけど、よくしゃべる話しやすい子だった。本当に性格は正反対ですね。ちゃんと美容や健康に気を遣っている真希ちゃんに対し、私は筋トレとかタンパク質とかが好き。真逆なので、互いに見ていておもしろい」
──正反対の相手を見ていて、見習いたいと思うことは?
鈴木「私はやっぱり美容に関してですね! 真希ちゃんはホントに詳しくて、私が『最近、小ジワが……』とか言うと、『じゃあ、亜美ちゃんにピッタリなのを持ってくるよ』って、おすすめのパックや美容液をくれるんです。たぶん、『これぐらい、ちゃんとやりなさい!』ってことなんだと思うけど(笑)」
後藤「いろいろとやってあげたくなっちゃうんです。でも、亜美ちゃんの性格だから、あれこれ世話を焼いていると、『真希ちゃん、もういいよ』ってなりそう」
鈴木「私を分かってる!」
後藤「やっぱり、自分に足りないものや欠けているところを持っていると、『いいなぁ』って思いますよね。亜美ちゃんのサバサバしたところも、私にはちょっと少ないと思うので、素直にうらやましい。こんな風にお互いを知ることができるようになるとは、デビューの頃には想像もできなかったから、一緒に話をして仕事をして、より親近感が湧いてくる感じが嬉しい」
──そういった関係も、25年前だったら作れなかったかもしれないですね。
後藤「やっぱり、10代、20代の女子って、どこかしらライバル視しちゃうところがあるじゃないですか。だけど、ある程度の年齢を超えると、そういった部分が削ぎ落とされて、平和でいられるようになる」
──ちょっとした会話で、気持ちが波立ったりもしなくなる?
後藤「そう。しないですねぇ」
鈴木「変なプライドもなくなるよね。もう、考えることといったら『どうやって健康でいようか』とか、そういう年齢になってきてる……」