夫妻の遺体が発見された現場付近の林道。栃木県那須町(時事通信フォト)

夫妻の遺体が発見された現場付近の林道。栃木県那須町(時事通信フォト)

あんな所で焼いたりしない

 事件発覚の翌日に交番に出頭してきたのは仲介役の建設業平山綾拳容疑者(25才)。次に逮捕されたのは遺体に火をつけた実行役とされる元俳優・若山耀人容疑者(20才)と職業不詳の姜光紀容疑者(20才)、指示役として逮捕されたのが職業不詳・佐々木光容疑者(28才)だ。いずれの容疑者も報酬を受け取ったと供述しているというが、互いはフルネームすら知らない関係だったようだ。さらに首謀者とみられる被害者夫婦の娘の内縁の夫である関根誠端容疑者(32才)、そしてもう一人不動産業の前田亮容疑者(36才)が逮捕された。

 S氏自身も暴力団との関係は薄いと踏んでいた。それは犯行が暴力団らしからぬやり口だったからだという。ヤクザは度々拳銃で相手を弾き、車で突っ込んでいるイメージがあるかもしれない。だがそれは相手が敵対する抗争相手だからだ。そのため暴力団組員が手を下せば、わざわざ遺体を隠しはしない。彼らは殺害を関係者らに周知させたいのであり、隠してしまえば組や自分の功績にならないからだ。

 ここ数年、元暴力団組員が起こす事件が目立っているが、借金絡みやケンカなどの場合を除き、ヤクザが一般人を脅すことはあっても手を出すことはほとんどないという。8日未明に起きた発砲事件も路上で口論となった末「殺すぞ」と脅したというが、銃口は被害者に向けられていなかったとされる。

 最後にS氏は「もし遺体を隠す必要があるならば…」と言って、ニヤリと笑いながら次のように続けた。

「遺体を処理するならもっと確実でいい方法があるからな」

遺体で発見された宝島さん

遺体で発見された宝島さん(インスタグラムより)

警視庁大崎署を出る関根誠端容疑者を乗せた車両(時事通信フォト)

警視庁大崎署を出る関根誠端容疑者を乗せた車両(時事通信フォト)

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