100万円する「きのPシャンパン」
B子さんによると、ホストとして働くことについて、木下はこう話していたという。
「この歳になると新しいことや刺激のあることってだいぶなくなってくるじゃないですか。だから不祥事を起こして仕事がない今がチャンスだと思った。実は16歳から2年くらい、ホストをやっていたことがあるんです。その当時はイケメンでした(笑)。やっぱりイケてる社長って全員女好きやし、自分も枯れたくないなと思います」
その日、満卓の店内ではそこかしこで木下の似顔絵があしらわれた高額シャンパン(通称「きのPシャンパン」)が開けられ、木下は客から「シャンパンも好きだけど、ペットボトルの水も好きです」と騒動をネタに場をイジられていたという。
「きのPシャンパンは、なんと1本が7万~100万円と超高額」(B子さん)
そんな高額ボトルを連続で開けているグループの中心にはカラテカの入江慎也(41)がいた。入江に聞くと「木下さんには芸人時代からお世話になっており、共通の知人に誘われ来店しました。シャンパンは3~4本空けましたが、会計は僕ではなく、同席の方です」と答えた。
そして木下本人を直撃すると、その店に出勤していたことを認めた上で、「(ホストクラブの)社長に何度も誘われたので月2回ほど店に出ている」と話した。森田被告との関係について、「はっきりとは覚えていませんが共通の友人を介して知り合いました。詐欺事件後、彼とは連絡を取り合っていなかったため、この店で働いていることは知らなかった」と話した。
奇妙な縁のある店で、“夜の活躍”を見せることはできるのか。
※週刊ポスト2024年8月16・23日号