国内

【遺体の損傷が酷く遺族は直視できなかった】殺人クマの被害が急増!次は「夏のキャンプ場」でゴミの管理をしない学生とファミリーがヤバい

クマの被害は増加傾向にある(時事通信フォト)

クマの被害は増加傾向にある(時事通信フォト)

 心霊動画が人気になる夏休みシーズン。同じような“恐怖動画”で、最近急速にSNSで拡散されているのが、野生のクマが人間を襲うという残酷動画だ。2016年に秋田県鹿角市で男女4人を食い殺した雄熊「スーパーK」や、2019年に北海道で60頭以上の牛を襲ったヒグマ「OSO18(オソ)」が有名だが、令和の今も、その被害は全く減っていない。むしろ増加傾向だ。

 環境省によると、昨年度のクマによる被害者は219人、そのうち死者は6人。統計を取り始めた2006年度以降で、いずれも過去最多だった。5月には秋田県鹿角市で、警察官2名を含む計3人が死傷。その遺体の損傷は酷く、遺族は直視できなかったほどだった。また、6月25日には、青森県八甲田山系・酸ヶ湯温泉付近で、タケノコ採りをしていた80代女性がクマに襲われて死亡。地域もバラけており、富山県や兵庫県でもクマによる襲撃事件が幾つも勃発している。

 クマ被害の“ハイシーズン”としては、冬眠から覚めた空腹のクマが暴れる春先のイメージが強いが、6、7月で繁殖期が終わり、春や秋に比べてエサが少ない夏も危険度は増すと言われている。実際、8月に入って以降、北海道や東北各県では、住宅地でのクマの目撃談が相次いでおり、すでに今年度500件以上と過去最高となった。

「去年は全国的にクマのベビーブームだったのに、逆にエサはドングリが不作で、人里まで下りて食物を探すことが多かった。そうやって新たなエサのありかを覚えたクマが、また今年もやってきているという負のスパイラルに入りつつあると考えられます」(東北地方の狩猟関係者)

 昨今のアウトドアショップの店棚には、クマよけ鈴(熊鈴)やクマ撃退スプレーが並んで、売り切れる店舗も少なくないというが、「実際にクマを目の前にしたら、そんなスプレーで冷静に対処することなど簡単にできない」と、前出の狩猟関係者は警鐘を鳴らす。

関連記事

トピックス

真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
「全国障害者スポーツ大会」を観戦された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月26日、撮影/JMPA)
《注文が殺到》佳子さま、賛否を呼んだ“クッキリドレス”に合わせたイヤリングに…鮮やかな5万5000円ワンピで魅せたスタイリッシュなコーデ
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン
遠藤
人気力士・遠藤の引退で「北陣」を襲名していた元・天鎧鵬が退職 認められないはずの年寄名跡“借株”が残存し、大物引退のたびに玉突きで名跡がコロコロ変わる珍現象が多発
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
相撲協会と白鵬氏の緊張関係は新たなステージに突入
「伝統を前面に打ち出す相撲協会」と「ガチンコ競技化の白鵬」大相撲ロンドン公演で浮き彫りになった両者の隔たり “格闘技”なのか“儀式”なのか…問われる相撲のあり方
週刊ポスト
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン