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「追っかけリーチでハネ満」「関取から清一色をロン」大山のぶ代さん、週刊ポストの「有名人麻雀大会」で見せていた“勝負師の顔”

麻雀好きな一面もあった大山のぶ代さん

麻雀好きな一面もあった大山のぶ代さん

 日本中で愛された人生だった。10月11日、声優で女優の大山のぶ代さんが90歳で死去したことがわかった。大山さんは女優としてドラマ『熱中時代』などに出演する傍ら、特徴的な声を生かして声優としても活動。『サザエさん』では、初代・磯野カツオ役を演じた。

 1979年から放送された代名詞とも言えるドラえもん役では26年間にわたって親しまれた。そんな大山さん、プライベートは多趣味だった。

「料理研究家としても活動され、著書『大山のぶ代のおもしろ酒肴』(1981年)は136万部のベストセラーになりました。また無類の麻雀好きで、若い頃は美空ひばりさんや水谷豊さんと毎日のように卓を囲んでいたそうです」(芸能関係者)

 そんな麻雀好きな一面は本誌・週刊ポストの人気連載「有名人麻雀大会」でも披露されていた。大山さんが登場したのは1975年(7月25日号)のこと。大相撲の三重ノ海関(当時関脇)、俳優の犬塚弘、田中淳一と2半荘を戦った。

 この日の大山さんは絶好調、勝負は南一局。2軒リーチ相手に「女の子だッ、行けッ」と気合いの追っかけリーチ。犬塚からハネ満をロン上がりして初戦を圧勝。

 2戦目もラス前、「ポン」「ポン」と萬子を集め、勝負を仕掛けた三重ノ海関が危険牌を強打! 大山さんは、「ありがとう、関取」と清一色をロン。見事この週を勝ち抜いた。

 ドラえもんの優しい声とは別の「勝負師の顔」を見せてくれた大山さんのご冥福をお祈りしたい。

※週刊ポスト2024年11月1日号

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