自宅で倒れているのが見つかったという
体調は万全ではなくとも明るさを失わず、地元の人々に親しまれる存在だった。
「選挙の投票のときに数回お見かけしました。甚平を着ていて、近所の人たちにフレンドリーに挨拶したり、立ち止まって世間話をしていました」(別の近隣住民)
そんな西田さんの自宅前、一番に届けられた供花は、NHKラジオドラマ『新日曜名作座』で共演する女優・竹下景子(71)からのものだった。名優ふたりによる深みたっぷりの掛け合いは、もう聴くことができない──。
西田さんの訃報に、各界から悼む声があがっている。後編では西田さんのかつての劇団仲間のほか、長年の付き人が生前の思い出を振り返っている。