国内

斎藤元彦・前兵庫県知事の告白「県民局長の墓前でお詫びしないのか」の問いにどう答えたか

制度的に辞職に追い込む方法はあるのか(時事通信フォト)

兵庫県民はどのような審判を下すのか(時事通信フォト)

 知事による「パワハラ」や「おねだり」など様々な疑惑についての告発文書で大きく揺れた兵庫県政。11月17日に出直し知事選の投開票を迎える。10月31日の告示を前に、意外なかたちで支持が広がる「斎藤前知事現象」をレポートしたジャーナリストの赤石晋一郎氏による斎藤元彦・前兵庫県知事の独占インタビューを詳報する。【前後編の後編。前編から読む】

────今回の一連のマスコミ報道についてはどう感じているか。

「元県民局長が亡くなられたことに対して、私の行為が直接的につながっているかのような報道がすごく出ましたけど、私自身は直接、元県民局長に対してこれまで強く怒ったりすることは直接したことはないです。文書問題に関して、彼自身も処分を受けて、百条委員会を設置した時にしっかり対応していくということをおっしゃっていたので、私はそこを本人の口から言葉を聞きたかったですね。

 なぜあの文書を書いたりしたんだと聞きたかったので、突然亡くなってしまったということは本当にお悔やみ申し上げたいし、これまでの彼の県政への貢献に感謝を伝えたいなと思っています。なので、私や片山(安孝)元副知事とも元県民局長の死に直接的につながっているかのような報道というのは大変悲しいですし、残念だなと思います」

────ただ、人が亡くなってしまったということは、どんな経緯があったにせよ非常に重いことでは?

「亡くなられたことは大変悲しいですし、心からお悔やみを申し上げたいし、今でもつらい思いがすごくあります」

────墓前にお詫びに行くなど、さらなる弔意を示すことは考えている?

「色んな機会で哀悼の気持ちを今は伝えさせていただいています。墓前という話もあるかと思うんですけど、これはお相手のご家族がある話でございますので……。ただ今は心からお悔やみ申し上げるという思いでずっとさせていただいています。(遺族との話し合いは)県の人事担当にしっかりやっていただいています」

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン