Aさんは中居のマンションから出ると、慣れた様子でタクシーを呼んだ

中居が10年近く交際し、もっとも結婚に近かったといわれるダンサーの女性(2019年)

「そういう会社だよな」

 X子さんがもう一つ言っておきたかったというのが、フジテレビの対応についてである。騒動が大きくなるなか、フジテレビは関与を否定し続けている。中居がコメントを出した後には、港浩一社長(72)がA氏の疑惑には触れず、「社長として全力で皆さんを守ります」と記したメールを社員に送っている。こうした状況にX子さんはため息をついた。

「Aさんがセッティングした会の延長であることは間違いありませんし、事件があった直後にフジの方に相談もしました。色々と報道もあって、フジは番組を差し替えてもいます。それでも関与を認めない姿勢にはビックリしますが、“そういう会社だよな”という諦めの気持ちが強いですね」(X子さん)

 フジテレビに取材を申し込むと「当該社員は会の設定を含め一切関与していないことを改めてお伝えします」(企業広報部)と回答した。最後に、中居の謝罪コメントを受けて、今回の騒動への思いを改めて語った。

「私がお伝えしたいのは、受けた傷は一生消えないし、元の人生は戻ってこないということです。お金を払ったらすべてがなかったことになる世の中にはなってほしくありません。そのことを多くの人が理解してくれたらな、と願います」

 中居は、フジは、各メディアは、今後この問題とどう向き合うのか。注視する必要がある。

※週刊ポスト2025年1月31日号

 

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