傷害致死容疑などで逮捕された川村葉音容疑者(20)、八木原亜麻容疑者(20)、(インスタグラムより)

傷害致死容疑などで起訴された川村葉音被告(20)、八木原亜麻被告(20)。川口被告と川村被告は事件前から遊び仲間だったようだ(インスタグラムより)

女性主犯格らとの“リンク”「同年代から避けられて…」

 八木原、川村被告について「距離を置く人が多かった」や「立場の弱い人間を周りに置いていた」と語る知人が複数人いたことはすでに報じているとおりだが、川口被告についても同様の証言が聞かれた。女性がこう続ける。

「侑斗くんはいつも弱そうな人や、年下ばかり狙って、上の人とは絶対に喧嘩しないんです。つるむのも年下の子が多くて、年上だからという理由だけでイキってましたね。だから同年代の子たちの間では『なんで年下ばかりと遊ぶんだろう』と噂になってしまって、バカにされるというか避けられるようになったんです。

 根は優しくて、一応みんなのリーダー的な存在ではあったから、女性(八木原、川村被告)に頼まれたときも『やってやるか』みたいに息巻いたんだと思います。事件当日は動画もまわしていたくらいなので、“ヤキ入れ”の延長くらいで楽しんでいたんでしょう。それがまさかこんな取り返しのつかないことになるなんて……」

 痛ましい事件は、“社会のはぐれ者”たちの意気投合が導いてしまった結果だったのか──。真実は今後、法廷の場で明らかになるだろう。

*改正少年法では、犯行時18歳・19歳で起訴された「特定少年」については実名報道が可能になっています。NEWSポストセブンでは、事件の重大性や地域社会に与える影響などを総合的に検討し、今回起訴された特定少年にあたる18歳の2人を実名で報道することにしました。

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