フジテレビの新社長となることが発表された清水賢治専務
「アナウンサーは、いろいろな人と知り合って知識を得ることも大事だと思う。そういう意味で、女性アナウンサーを同席させた親睦会や食事会はありました。楽しく会食するわけですが、今冷静に考えると、優越的な、上位にある人間が食事に誘ったとき、あまり気が進まなかった人もいたのではないか。嫌だったけど行かざるをえないと思って来た人もいたのかもしれない。
もう少し本人たちの意思の確認をしっかりやっていかないといけないと思う。そういうのが企業風土の刷新に繋がっていく」
問題の誕生日パーティー
週刊ポストが報じた「誕生日会」についてはこうコメントした。
「ちょうど私の誕生日で、後輩たちがお祝いの会を開いてくれた。7~8人参加してくれて、女性もいました。私の誕生日のお祝いという趣旨ですから、すごく和やかで楽しませていただいて、ありがたかった。
参加した女性がよろこんで参加したのか、気が進まないけれど参加していたのか、そのときは思いが至らなかったのでわかりませんが、そういう会を催すときは本人の意思を本当に大事にしていかなければ企業風土は刷新されていかない」
『週刊ポスト』の記者が「誕生日パーティーの発起人がA氏だったのではないか」とった趣旨の質問をしたところ、このようにも語った。
「同じ会社の先輩後輩で、行ってしまえば同僚で、いろんな付き合いのある中のひとり。なるべく同じように接したいと思っていますから、特別というふうなひとりではない。そういう会を開いてくれたことには感謝しています」
港社長の後任として、フジ・メディア・ホールディングスの清水賢治専務取締役(64)が新社長に就任するという。企業風土の刷新は実現されるのか。