ライフ

プロモデラー・金子辰也氏が語る“大人のプラモデル作り” 設計図通りに作らずオリジナリティのある作品を目指すことで「プラモに表情が出てくる」

作品名『フラミンゴ』

作品名『フラミンゴ』(撮影/奈良岡忠)

 1958年、国産初のプラモデルとして「原子力潜水艦ノーチラス号」が発売。以降、多くの少年たちが胸を躍らせ、次々に発売される新作の戦艦や戦闘機、戦車などを設計図と睨めっこしながら作り上げていった。

 そして、最後の塗装を終えたとき、少年は高揚感に包まれ、同時に達成感も満たされ、自ら生み出した“戦利品”を展示用に設えた棚に壊さぬよう、そっと置く──。

「実は、プラモデル作りの本当の楽しさ、面白さ、やりがいや満足感は、その先にあるんです」

 そう語るのは、プロモデラーの金子辰也氏だ。

「もちろん、プラモは封入されている設計図通りに作ってナンボだと思います。設計図通りに作り続ければ、ちゃんと自分が乗りたかった戦闘機を具現化できるのですが、大人になってからのプラモ作りの楽しみのひとつは、スキルを磨いて戦闘機の翼の部分に剥げた塗装やオイル汚れなどを施し、よりオリジナリティのある作品を目指すことでしょう」

 さらに金子氏は「プラモに“表情”を落とし込むことで新たな一面を見せることができる」と続ける。

「例えば、新しく製造された戦闘機は傷がありません。でも、何度か飛行した機体には傷もあるだろうし、パイロットが使い込んだ跡もある。そういった細部を表現することで、プラモに“表情”が出てくるのです」

関連記事

トピックス

サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン
現場は246号線からすぐの場所だった
「マンションを出たら血溜まりが見えて…」世田谷・韓国籍40代女性切りつけ事件、近隣住民が証言 閑静な住宅街で“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
オリエンタルラジオの藤森慎吾
《オリラジ・藤森慎吾が結婚相手を披露》かつてはハイレグ姿でグラビアデビューの新妻、ふたりを結んだ「美ボディ」と「健康志向」
NEWSポストセブン
川崎、阿部、浅井、小林
〈トリプルボギー不倫騒動〉渦中のプロ2人が“復活劇”も最終日にあわやのニアミス
NEWSポストセブン
別居が報じられた長渕剛と志穂美悦子
《長渕剛が妻・志穂美悦子と別居報道》清水美砂、国生さゆり、冨永愛…親密報道された女性3人の“共通点”「長渕と離れた後、それぞれの分野で成功を収めている」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《母が趣里のお腹に優しい眼差しを向けて》元キャンディーズ・伊藤蘭の“変わらぬ母の愛” 母のコンサートでは「不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)」と宣言
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《お出かけスリーショット》小室眞子さんが赤ちゃんを抱えて“ママの顔”「五感を刺激するモンテッソーリ式ベビーグッズ」に育児の覚悟、夫婦で「成年式」を辞退
NEWSポストセブン
負担の多い二刀流を支える真美子さん
《水着の真美子さんと自宅プールで》大谷翔平を支える「家族の徹底サポート」、妻が愛娘のベビーカーを押して観戦…インタビューで語っていた「幸せを感じる瞬間」
NEWSポストセブン
24時間テレビで共演する浜辺美波と永瀬廉(公式サイトより)
《お泊り報道で話題》24時間テレビで共演永瀬廉との“距離感”に注目集まる…浜辺美波が放送前日に投稿していた“配慮の一文”
NEWSポストセブン
芸歴43年で“サスペンスドラマの帝王”の異名を持つ船越英一郎
《ベビーカーを押す妻の姿を半歩後ろから見つめて…》第一子誕生の船越英一郎(65)、心をほぐした再婚相手(42)の“自由人なスタンス”「他人に対して要求することがない」
NEWSポストセブン