(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント

兄妹で映画デビューが決まったときは『学校行かなくて済むね』と大喜び  Ⓒ「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント

「実は『幽幻道士』の脚本は私の叔父さんが書いていました。どうしてもみつからない役があるというので、父に連れられて兄のオーディションに付いて行ったんです。そしたら監督が私を見て、『この子をテンテン役に!』と私になったんです。兄もスイカ頭役に決まり、兄妹で映画デビューが決まったときは、2人で『学校行かなくて済むね』と大喜びした思い出があります」

──テンテンさんの叔父さんが脚本家だったんですね。お父様も俳優だったと聞いています。

「私は台湾で生まれ、花蓮市(かれん)という海辺の町でおじいちゃんとおばあちゃんと一緒に住んでいました。お父さんは俳優をしていました。商売がうまくいかずとても苦しい時期に映画出演が決まったので、興奮というよりも『家計を助けることができるかもしれない』ということしか考えられなかったですね」

──実際に『幽幻道士』の撮影はどうでしたか?

「それまで女優のお仕事をしたことがなかったのですが、大変だったのは撮影時間が長くて1週間家に帰れないのが普通で、シャワーがないからお手洗いの水で体を洗ってました。本当に寝る時間もなくて、私たちは撮影現場の椅子で寝るか、枕や毛布を置いてキョンシー用の棺の中でよく寝ていました。体がまだ小さかったから棺の中で寝返りとかもできたんです。なので仮眠できる休み時間になると、私たち子どもらは1つずつ棺を開けて、空いているところを探すのは日課でしたね」

──棺で!? 『幽幻道士』シリーズでは、父親を探してさまよう愛くるしい“ベビーキョンシー”も人気でした。

「ベビーキョンシー役の子どもは当時3歳だったから、本人も周囲も大変でした。ベビーキョンシーがわんわん泣くシーンでは、持っていたおもちゃを撮影のときだけ、手放させたりして収録していました。

 撮影が終わると、『大丈夫?』とお菓子やおもちゃを持っていって遊んでいましたね」

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン