芸能

「いつか紅白で『白い雲のように』を歌いたい」元猿岩石・森脇和成が語る有吉弘行との「最近の関係性」

“じゃないほう”だった男の挑戦はまだまだ続く

元猿岩石・森脇和成(デザイナーAKO生誕祭にて撮影)

「どうも、世界一のじゃない方芸人です!」──5月24日に行なわれたイベントのステージ上で、こう自虐混じりに観客の笑いを誘ったのは、元お笑いコンビ・猿岩石の森脇和成(50)だ。かつて1990年代の人気バラエティ番組『進め!電波少年』(日本テレビ系)の企画で大ブレイク、関連本の『猿岩石日記』や、藤井フミヤがプロデュースしたシングル『白い雲のように』が200万枚の大ヒット。相方の有吉弘行(51)とともに時の人となった。

 だが、徐々に人気は失速し、コンビは2004年に解散。その後、森脇は芸能界を引退し、実業家としての道を歩んでいたが、2015年に芸能界復帰。それから10年━━スカイブルーのシャツに身を包み、「これは“白い雲のように”をイメージした衣装なんですよ」と語る森脇。今回はイベントの合間に大ブレイク当時のエピソードについてインタビューした。

ヒッチハイク時の喧嘩は「パンの大きさ」

「『電波少年』に出る前は仕事がなくて、お給料は毎月5万円くらいだったんですよね。それが一気に収入が跳ね上がってしまって。散歩して歩き疲れたから車を買って帰ろう!とか、急に金持ちになったもんだからバカみたいにお金を使ってしまって。当時の最高年収ですか?『その年の税金が5000万きた』ということで勘弁してください(笑)。その時のお金はもう残ってないです」(森脇氏、以下同)

 しかし、ブレイクした裏では葛藤することもあったという。

「実力がないまま売れちゃったから、そのあとが大変でしたね。番組には出させてもらえるものの、結果を残すことができなくて。相方の有吉とはギスギスしていました。当時は寝る時間を削って仕事をしていたので、2~3時間眠れたら良いほうでした。今、自分がどこにいるのか、何の番組に出ているのかわからない時もありました」

 現在もヒッチハイクをしていた際のエピソードや、元相方・有吉の話題を振られることについてはどのような思いを持っているのか。

「何度も聞かれて飽きているところはありますが、世間の方がそこを知りたいという気持ちもわかるので、“やぶさかではない”というのが正直な気持ち。イベントを行なうと、お客様から『あの時、有吉と仲悪かったんでしょ?』とか『喧嘩も多かったでしょ?』と聞かれるんですけど、当時は言葉も通じない知らない国で、味方は相方しかいないわけだから、喧嘩は一回もなかったですね。ひとつのパンを分け合うとき、どちらが大きいほうを選ぶかって言い合いをしたくらいかな」

関連キーワード

関連記事

トピックス

東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
渡邊渚さんが綴る「PTSDになった後に気づいたワーク・ライフ・バランスの大切さ」「トップの人間が価値観を他者に押しつけないで…」
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
ルーヴル美術館での世紀の強奪事件は瞬く間に世界を駆け巡った(Facebook、HPより)
《顔を隠した窃盗団4人組》ルーブル美術館から総額155億円を盗んだ“緊迫の4分間”と路上に転がっていた“1354個のダイヤ輝く王冠”、地元紙は「アルセーヌ・ルパンに触発されたのだろう」
NEWSポストセブン
活動休止状態が続いている米倉涼子
《自己肯定感が低いタイプ》米倉涼子、周囲が案じていた“イメージと異なる素顔”…「自分を追い込みすぎてしまう」
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン
“ムッシュ”こと坂井宏行さんにインタビュー(時事通信フォト)
《僕が店を辞めたいわけじゃない》『料理の鉄人』フレンチの坂井宏行が明かした人気レストラン「ラ・ロシェル南青山」の閉店理由、12月末に26年の歴史に幕
NEWSポストセブン
森下千里衆院議員(共同通信社)
《四つん這いで腰を反らす女豹ポーズに定評》元グラドル・森下千里氏「政治家になりたいなんて聞いたことがない」実親も驚いた大胆転身エピソード【初の政務三役就任】
NEWSポストセブン
ナイフで切りつけられて亡くなったウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(Instagramより)
《19年ぶりに“死刑復活”の兆し》「突然ナイフを取り出し、背後から喉元を複数回刺した」米・戦火から逃れたウクライナ女性(23)刺殺事件、トランプ大統領が極刑求める
NEWSポストセブン
『酒のツマミになる話』に出演する大悟(時事通信フォト)
『酒のツマミになる話』が急遽差し替え、千鳥・大悟の“ハロウィンコスプレ”にフジ幹部が「局の事情を鑑みて…」《放送直前に混乱》
NEWSポストセブン
『週刊文春』によって密会が報じられた、バレーボール男子日本代表・高橋藍と人気セクシー女優・河北彩伽(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
「近いところから話が漏れたんじゃ…」バレー男子・高橋藍「本命交際」報道で本人が気にする“ほかの女性”との密会写真
NEWSポストセブン