石破首相を強気にさせた自民党内部調査を徹底分析
「勝敗の分かれ目となる1人区でも健闘」の予測
自民党調査の詳細を見ていこう。
A4判の報告書は2つに分かれている。〈参議院議員選挙調査結果一覧〉と題する資料では、全国の選挙区ごとに各党の候補者別の支持率を調査した生データと情勢が詳細に分析され、いくつもの表にまとめられている。それを要約した前述の概要には、政策提言や要注意選挙区の情勢がまとめられていた。
調査日は5月16~18日。対象選挙区は全選挙区で、各選挙区3000サンプルと書かれている。
勝敗の分かれ目となる1人区(32選挙区)で自民党は20勝12敗と健闘。複数区でも自民党が候補者を1人しか立てていない10選挙区では全員当選圏内で、候補者を2人擁立した北海道と千葉は1人当選圏内、東京は2人とも当選圏内とされている。
「自公で過半数維持」(森山幹事長)を掲げた勝敗ラインの達成は十分可能という内容だ。
ちなみに自民党調査では野党の議席を、「立憲27議席、維新4議席、国民14議席、れいわ4議席、共産6議席、参政1議席、保守2議席」と分析している。
本誌はこの資料がどこで作成されたかを自民党本部に確認したが、担当者は何を質問しても「私にはわかりません」の一点張り。ただし、自民党の資料であることの否定もなかった。
(第2回に続く)
※週刊ポスト2025年6月27日・7月4日号
