国内

《国民民主党の支持率急落》山尾志桜里氏の公認取り消し騒動で露呈した玉木雄一郎代表の「キョロ充」ぷり 公認候補には「汚物まみれの4人衆」との酷評も出る

国民民主党から参院選比例代表に立候補することに関して記者会見する山尾志桜里元衆院議員。自身の疑惑などについても釈明した(時事通信フォト)

国民民主党から参院選比例代表に立候補することに関して記者会見する山尾志桜里元衆院議員。自身の疑惑などについても釈明した(時事通信フォト)

 リア充に憧れそのように振る舞うが、周囲が気になってキョロキョロと落ち着かない人をネットスラングで「キョロ充」と呼ぶ。調子が良い人物といった否定的な側面を指摘されることが多いキョロ充だが、周囲の人間関係やパワーバランスの見極めがうまく、目標達成に貢献できる性質もある。政治と選挙について取材を続けるライターの小川裕夫氏は、国民民主党の求心力低下の原因として「キョロ充」をキーワードのひとつに挙げている。同党の支持率も急落している。何が党勢を変化させたのか、小川氏がレポートする。

 * * *
 今夏の参院選で台風の目と見られている国民民主党が、揺れている。比例代表で公認候補として5月14日に擁立することを発表していた元衆議院議員の山尾志桜里氏は、6月10日に出馬表明の記者会見を実施。ところが翌11日に国民民主党が両院議員総会を開き、公認を取り消した。

 公認取り消しは衆議院議員時代の言動が理由のようだが、いったん候補者として発表したにもかかわらず、事前からわかっていたことを理由に公認を取り消すことは異例だ。しかも、出馬会見からわずか1日というスピードで決断が下されたことを考えると、公認取り消しは会見前から既定路線だったことが窺える。

 この混乱した一件で、玉木雄一郎代表や榛葉賀津也幹事長の責任論が出ても不思議ではないだろう。いずれにしても、国民民主党内で混乱が生じていることは間違いなく、先の衆院選で同党に一票を投じ、今夏の参院選でも押し上げようと期待していた有権者の間にも不信感が漂っている。

山尾問題に触れなかった玉木代表

 先の衆院選で議席を7から28へ4倍増させた国民民主党は、勢いを保ったまま参院選に突入すると思われていたが、思わぬ形でブレーキがかかることになった。

 東京都議会に議席を有していない同党は、2025年6月22日に投開票される東京都議会議員選挙で20人の候補者を擁立。衆院選の勢いを保てれば、かなりの当選者を出すことは濃厚だった。都議選は一地方選ではあるものの、間髪を置かずに実施される参院選の前哨戦と位置付けられていることもあり、それらは密接にリンクする。都議会で議席を大幅に増やせれば、参院選にも弾みがつく。それだけに、国民民主党がどう都議選を戦うのか?といったことは、永田町の関心事にもなっていた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

直面する新たな課題に宮内庁はどう対応するのか(写真/共同通信社)
《応募条件に「愛子さまが好きな方」》秋篠宮一家を批判する「皇室動画編集バイト」が求人サイトに多数掲載 直面する新しい課題に、宮内庁に求められる早急な対応
週刊ポスト
ポストシーズンに臨んでいる大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、ポストシーズンで自宅の“警戒レベル”が上昇中 有名選手の留守宅が狙われる強盗事件が続出 遠征時には警備員を増員、パトカーが出動するなど地元警察と連携 
女性セブン
「週刊文春」の報道により小泉進次郎(時事通信フォト)
《小泉進次郎にステマ疑惑、勝手に離党騒動…》「出馬を取りやめたほうがいい」永田町から噴出する“進次郎おろし”と、小泉陣営の“ズレた問題意識”「そもそも緩い党員制度に問題ある」
NEWSポストセブン
懲役5年が言い渡されたハッシー
《人気棋士ハッシーに懲役5年判決》何度も「殺してやる」と呟き…元妻が証言した“クワで襲われた一部始終”「今も殺される夢を見る」
NEWSポストセブン
江夏豊氏(左)、田淵幸一氏の「黄金バッテリー」対談
【江夏豊×田淵幸一「黄金バッテリー」対談】独走Vの藤川阪神について語り合う「1985年の日本一との違い」「短期決戦の戦い方」
週刊ポスト
浅香光代さんの稽古場に異変が…
《浅香光代さんの浅草豪邸から内縁夫(91)が姿を消して…》“ミッチー・サッチー騒動”発端となった稽古場が「オフィスルーム」に様変わりしていた
NEWSポストセブン
群馬県前橋市の小川晶市長(42)が部下とラブホテルに訪れていることがわかった(左/共同通信)
【前橋市長のモテすぎ素顔】「ドデカいタケノコもって笑顔ふりまく市長なんて他にいない」「彼女を誰が車で送るかで小競り合い」高齢者まで“メロメロ”にする小川市長の“魅力伝説”
NEWSポストセブン
関係者が語る真美子さんの「意外なドラテク」(getty image/共同通信)
《ポルシェを慣れた手つきで…》真美子さんが大谷翔平を隣に乗せて帰宅、「奥さんが運転というのは珍しい」関係者が語った“意外なドライビングテクニック”
NEWSポストセブン
部下の既婚男性と複数回にわたってラブホテルを訪れていた小川晶市長(写真/共同通信社)
《部下とラブホ通い》前橋市・小川晶市長、県議時代は“前橋の長澤まさみ”と呼ばれ人気 結婚にはまったく興味がなくても「親密なパートナーは常にいる」という素顔 
女性セブン
八田容疑者の祖母がNEWSポストセブンの取材に応じた(『大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会』公式Xより)
《別府・ひき逃げ殺人の時効が消滅》「死ぬ間際まで與一を心配していました」重要指名手配犯・八田與一容疑者の“最大の味方”が逝去 祖母があらためて訴えた“事件の酌量”
NEWSポストセブン
男性部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長
「青空ジップラインからのラブホ」「ラブホからの灯籠流し」前橋・42歳女性市長、公務のスキマにラブホ利用の“過密スケジュール”
NEWSポストセブン
「ゼロ日」で59歳の男性と再婚したという坂口
《お相手は59歳会社員》坂口杏里、再婚は「ゼロ日」で…「ガルバの客として来てくれた」「専業主婦になりました」本人が語った「子供が欲しい」の真意
NEWSポストセブン