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〈港区女子の変化〉芸能人もアテンダーもいたけれど今とは全く違う世界だった デビュー25周年の元セクシー女優・早坂ひとみが語る「私が“港区女子”だった頃」

元セクシー女優・早坂ひとみ

元セクシー女優・早坂ひとみ

 地上波のバラエティ番組やドラマ、女性誌にも“セクシー女優”が進出するようになった2000年代、並みいる女優たちのなかでもアイドル的人気を誇った早坂ひとみ(42)。2006年に引退後はプロダクション経営、キャバクラのプロデュースやラウンジバーのオーナーを務め、SNSなどを通じてファンとの交流を続けてきた早坂がデビュー25周年を迎える。トップ女優として活躍していた頃、その人気ぶりは夜の街でも凄かったという。いわゆる「港区女子」のはしりともいえる彼女に、当時の話を訊いた。【前後編の後編。前編から読む

「港区女子」――10年ほど前から登場した言葉で、麻布、六本木、広尾といったいわゆる港区界隈で遊ぶ女子たちのことを指す。今年5月には不動産投資会社「レーサム」の創業者である元会長と女性2人が覚醒剤などを所持したとして逮捕された事件で、元会長がアテンダーなどを通じて“薬物性接待”“高額案件パパ活”として「港区女子」を呼び出すのが常習化していたと報じられ、衝撃が広がった。

「私が港区で遊び始めた頃は、まだ“港区女子”って言葉がなかった頃でした。それがいつのまにか“港区女子”という呼び名ができていて、普通の学生さんが“パパ活”と口にするようになって、こんな薬物事件みたいなことまで起きて……随分と物騒になったなとビックリしています」

 2000年代半ば、港区の夜はいわゆる「業界関係者」ばかりが闊歩していたという。

「仕事のつながりでクラブでの貸し切りパーティや、入口がどこにあるのかわからないような会員制カラオケバーでの大人数での会などに呼ばれることが増えてきて、そこにいた経営者や有名人たちからまた別の会に誘われるようになったりして……気が付けば夜は港区に通うようになっていましたね。

 今では暴露動画で有名になった『アテンダー』と呼ばれる人たちも、当時からいました。なぜか経営者や芸能人と親しげにしている男の人が必ず参加していて、その人自身が何の仕事をやっているのかよくわからないし、周りに聞いても『〇〇と仲いい人』『よく一緒に飲んでる人』と曖昧な答えしか返ってこない。そういう男の人はその場にいる女の子に手を出す気もなさそうなのに、必ず連絡先は聞いていて次々とそういう有名人との集まりの案内を送って来るんです。ただ、そういうアテンダーの人はたいてい1年ちょっとで一番親しかった有名人や経営者とトラブルになって、しばらく見ないなと思ったら、また別の有名人と親密になっていて……とヤドカリのようなことを繰り返していましたね(苦笑)。

 その頃、そういうところに集まっていた女の子は、『女優の卵』『歌手の卵』みたいな子や、雑誌のモデルさん、情報番組でレポーターとかやっているような子、それに私たちみたいなセクシー女優も少しいるという感じでした。今みたいに一般の女子大生とかはほぼいませんでしたし、まだ『インフルエンサー』みたいな文化もなかったので、そうした集まりに行っていることをSNSで匂わせるような子もいませんでした」

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