インドのナレンドラ・モディ首相と唯一の生存者であるヴィシュワシュ・クマール・ラメシュ氏(時事通信フォト)
「MAYDAY!MAYDAY!MAYDAY!」
英タブロイド紙「デイリー・ミラー」 によると、燃料スイッチはレバーを上に引き、ロックを解除することで操作する仕組みになっているという。くわえて、偶発的な衝撃から保護するためのブラケット(金具)もついており、操作を誤ってオンからオフに切り替えることは考えにくいとのことだが、離陸直後、なぜか“CUTOFF”に切り替わっていたという。
異変に気づいたパイロットがもう片方のパイロットに「なぜスイッチをオフにした?」と尋ねたところ、「そんなことしていない」と答えていたことが調査によって判明。しかし、どちらのパイロットがどのセリフを発したのかは明記されていなかった。
その会話からしばらくしてスイッチは“RUN”に戻ったというが、エンジンの再始動中、高度が足りず推力は回復しなかった。パイロットは「MAYDAY!MAYDAY!MAYDAY!」と必死に報告をしたが、墜落は食い止められなかったという。