燃料スイッチは“CUTOFF”に切り替わっていたという(Getty Images)
“CUTOFF”への切り替えは故意だったのか
他方、英タブロイド紙「The Sun」は、事故当時にパイロットを務めていたスミート・サブハルワル機長の医療記録が、現在調査対象となっている と報じている。
「サブハルワル機長は、通常であれば数か月後に引退する予定でしたが、すでに早期退職を申し出ていたとのことです。母親が亡くなったことがキッカケで、精神衛生上の問題を抱えており、過去3〜4年の休暇も取っていました。
一部の専門家は、スイッチが故意に切り替えられた可能性もあると示唆しており、現地ではさまざまな議論が巻き起こっています」(同前)
7月14日、AAIBの予備調査報告書を受けて、エア・インディアのCEOであるキャンベル・ウィルソンは〈報告書は原因を特定しておらず、調査は終わりには程遠いので、(世間の人々が)早急に結論づけることは避けてください〉と述べている 。すべてが明らかになることを期待したい。