国内

【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」

山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた

山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた

「玉木(雄一郎)さんとは当選同期で長いから、別に嫌いとか全然ない」──本誌・週刊ポストの質問に山尾志桜里氏がそう答えると、周囲の選挙スタッフからは「オレたちは嫌いだけどな」との声が上がり、笑いが起きた。東京・二子玉川での街頭演説後のことだ。

 大混戦の東京選挙区。通常選挙と補欠選挙を一つの投票で行なう「合併選挙」となり、注目は任期3年の補選当選扱いとなる最下位(7位)争い。

 当選に届くか微妙なのが山尾候補だ。国民民主党の比例代表候補として出馬する予定だったが、出馬会見で過去の不倫問題を批判され、玉木代表から公認を取り消されると、「正式な公認内定を受けても党の都合で排除されてしまう政党では、志のある人も今後、立候補の決断に躊躇してしまうのではないか」との声明文を発表。急遽、「政党のロボットにはならない」と東京選挙区から無所属で出馬した。

 山尾陣営は「無所属は武器。自分の言いたいことを主張できる」と結束し、連日、都内10か所近くで街頭演説。「ドブ板は得意」と自負するだけに、演説が終わると壇を下りて聴衆一人ひとりと「応援ありがとうございます」と握手していくが、集まった聴衆はまばら。

「どの党も『外国人排外主義合戦』をしている」「女性の天皇だっていいじゃないですか。女性天皇のお子様がお世継ぎになったっていいじゃないですか」などと持論を訴えても足を止める人はほとんど見当たらない。武器のはずの無所属での主張は空回り状態に見えた。

関連記事

トピックス

サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
香港の魔窟・九龍城砦のリアルな実態とは…?
《香港の魔窟・九龍城砦に住んだ日本人》アヘン密売、老いた売春婦、違法賭博…無法地帯の“ヤバい実態”とは「でも医療は充実、“ブラックジャック”がいっぱいいた」
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン
「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路とは…(写真/イメージマート)
【1500万円が戻ってこない…】「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路「経歴自慢をする人々に囲まれ、次第に疲弊して…」
NEWSポストセブン
橋幸夫さんが亡くなった(時事通信フォト)
《「御三家」橋幸夫さん逝去》最後まで愛した荒川区東尾久…体調不良に悩まされながらも参加続けていた“故郷のお祭り”
NEWSポストセブン
麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン