発言が話題を呼んだTBS・山本恵里伽アナウンサー
参議院選挙の投開票日が7月20日に迫っている。今回、外国人の受け入れをめぐる問題が大きな争点として浮上するなか、特に急速に支持を伸ばしているのが「日本人ファースト」を掲げている参政党だ。
そんななか、7月12日に放送された『報道特集』(TBS)における、キャスター・山本恵里伽アナウンサー(31)の発言が注目された。山本アナは、番組の終盤で次のように語りかけた。
「実際、外国籍の人とまったく関わらずに生活している人って実はほとんどいないと思うんです。学校の友達だったり、職場の同僚だったり」「自分の一票がひょっとしたらそういった身近な人たちを脅かすものになるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています」
この発言に対して、「特定の政党への投票をためらわせているのでは」との声が殺到。くわえて、参政党は「不当な偏向報道」と猛抗議する事態にまで発展した。コメンテーターとして活躍中であり、エジプト出身のタレント・フィフィ氏(49)は、この騒動をどう見たのか──。
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ただ目の前の問題として、オーバーツーリズムや外国人による事件などのニュースが毎日のように溢れていて、それに危機感を抱くのは当然のこと。国の安全保障上、重要なところも規制できない、隙を与えてしまっている日本政府に怒っている人も多いはず。
だから「日本人ファースト」という言葉について、賛否両論が巻き起こるのも当然の事象でしょう。でも、マスメディアがこれを批判する時には、中身の議論からさらに先へ進んでいるような気がするんです。