《いじめっ子役演じてブログに“私”を責める書き込み》女優・福田沙紀が明かしたトラウマ、誹謗中傷に強がった過去も「16歳の私は受け止められなかった」

若い頃は「20代のうちに結婚したい」

　フリーになってからも忙しく過ごしている福田さん。「のんびり過ごすことはほとんどない」という。仕事以外の楽しみというと、何なのだろうか。

「料理ですね（笑）。料理をしているときは無心になれますので、料理が好きなんです。具材を用意して、心をこめて丁寧に洗い切り、調理して感謝しながらいただくことは、自分を大切にすることにも繋がります。よく作るのはキムチチゲ。それから、ボウルを使わず、ひとつのフライパンで作れる“ワンパンハンバーグ”。大きなフライパンで作り、1回分ずつ分けて冷凍しておきます。生活人として、学びにもなっています」

　若い頃は「20代のうちに結婚したい」とも語っていた。予定はあるのだろうか。

「今は監督業などのクリエイティブな仕事がとても楽しいので、考えていません。機会があればしたくないわけではありませんが」

　かつて演じる役と本当の自分との距離感に悩んでいたことを明かした福田さん。続編では事務所独立後、「監督・福田沙紀」として新たに挑んだ世界での喜びと苦悩について語った──。
【後編につづく】

取材・文／中野裕子（ジャーナリスト）
撮影／岩松喜平

〈出演情報〉
CBCテレビ新設「ドラマトリップ」枠『もしも世界に 「レンアイ」がなかったら』出演
7月31日～毎週木曜深夜0時58分から放送

鉄拳原作舞台『振り子』出演
9月6日～14日　東京・光が丘「IMAホール」で上演

青春グラフィティ映画『熊本の彼氏』出演
10月24日～　「ヒューマントラストシネマ渋谷」ほかで公開