問題の写真に笑顔で収まる三原じゅん子氏
三原氏は暴力団関係者との接点についてどう答えるのか。まずは電話で直撃した。ゴルフコンペでの暴力団関係者との写真と忘年会出席をぶつけると、「ごめんなさい。いつの話だか全然わからないです。すいませんけれどもペーパーにして送ってください。すいません」と言って電話を切った。
改めて事務所に質問書を送ると、事務所を通じてこう文書回答した。
〈芸能活動をしていた時期に関するご質問ですが、所属事務所の入れたスケジュールでいろいろなイベントに参加しているところ、事務所がスケジュールを組むときには当然のことながら反社関係があるような日程を入れることはないと思います。参加された方の職業などはお尋ねすることなどありませんが、求められれば芸能人なので写真撮影には応じておりました。なお、芸能活動をしていた時期もいわゆる反社関係には注意していたので、それと知って参加するようなことはありません〉
よりにもよって「こども政策」を担当する閣僚である三原氏に浮上した暴力団関係者との接点。石破氏はかつて、2019年の参院選での買収疑惑のあった河井克行氏が法相として入閣したことについて、安倍首相の任命責任を問うた。当時の石破氏の「適材適所に反する」との批判はまさにその通りだったが、今回は自身が説明責任を果たすべき立場だ。
石破首相はこの問題に対してどうけじめをつけるつもりなのか。納得のいく説明ができなければ、いよいよ国民はこの政権を見限ることになる。
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※週刊ポスト2025年8月15・22日号