晴天と大草原にぴったりな爽やかコーデ(2025年7月12日、撮影/横田紋子)
「この日のお洋服は、淡藤色(淡い青紫色)と淡黄色で染め分けられた『絞り染め』のジャケットです。生地から仕立てられたこの一着。日本の伝統工芸の美をお示しいただきました。
そのお姿は背景の草原の中にあって凛と美しく、モンゴルと日本の伝統を繋ぐ素晴らしい一着だったのです。雅子さまのきめ細かな“思いやり”のセンスは、まさに世界に誇るロイヤルファミリーとしての矜持を感じさせてくださいました」
今回の訪問では、歴代の天皇・皇后として初めてモンゴルで抑留され亡くなった日本人の慰霊碑を拝礼された。終戦から80年の節目を前に、日本の伝統と相手国への敬意をファッションでも示された雅子さま。平和への思いを感じる親善訪問だった。