アイドル、女優、タレントと幅広く活躍
「“普通”は演じてなかった!」
──ちなみに豊田さんはこの7月で23歳。高校時代と今ではグラビアで求められるものも変わったのではないですか?
確かに。最初の頃のグラビアは“元気ハツラツ!フレッシュピュアJK!”みたいなキャッチコピーでしたから(笑)。それが次第に“新成人”や“ハタチ”に変わり、今では“オトナ○○”といった言葉が付くようになりました。大人っぽい衣装や雰囲気の撮影も多くなったので、昔よりできるバリエーションが増えたのかなと思います。21歳になったくらいから「大人っぽくなったね」と言われることも増えてきました。この前も久しぶりにご一緒したスタッフさんに「こんなに大人っぽかったっけ!?」と言っていただけてうれしかったです。
──さて話は変わって、豊田さんは役者としても活動しており、主演映画『シーシュポスたちのまなざし』の公開が控えています。
初めての主演ということで、とても感慨深いです。役柄的にも、今まで挑戦したことのない役でした。大学生の役なんですけど、本当に“普通の大学生”なんですよ。天然とか真面目とかそういった特徴が一切なくて。思い返してみたら私は防衛隊、巫女の末裔、医者を目指す女子高生、シングルマザーなどいろんな役を演じてきたけれど「“普通”は演じてなかった!」と気付きました(笑)。この役を演じて、幅を広げられたんじゃないかなと思っています。
──演技はそれこそ子役時代からずっと続けられていますし、豊田さんの中の大きな軸ですよね。
そうですね。芸能活動を始めて以来、お芝居から離れたことはないです。なので今回主演映画という一つの実を結んだのがうれしいですし、今後も続けていきたいと思っています。