スポーツ

《大谷翔平のキャスティングはどうなるのか?》水原一平元通訳のスキャンダルが現地でドラマ化に向けて前進 制作陣の顔ぶれから伝わる“本気度” 

収監の後は、強制送還される可能性もある水原一平受刑者(写真/AFLO)

収監の後は、強制送還される可能性もある水原一平受刑者(写真/AFLO)

 大谷翔平(31才)の“目の上のたんこぶ”は、まだまだ居座り続けそうだ。徐々に投手として投球回数を増やしてはいるものの、本格的な二刀流復活には時間がかかりそうなドジャースの大谷。7月は打者としても三振が増え、波に乗り切れない状態だ。そんななか追い打ちをかけるかのように“バッドニュース”が届いた。 

 賭博による借金返済のため、大谷の銀行口座から約1659万ドル(約26億円)を胴元側に不正送金し、銀行詐欺罪で禁錮4年9か月の判決を受けた元通訳の水原一平受刑者(40才)。いまはロサンゼルスから遠く離れたペンシルベニアの刑務所に収監されているが、彼が起こした一連のスキャンダルをモデルにしたテレビドラマが、放送に向けて本格的に動き始めているという。 

「1年前に『ライオンズゲート・テレビジョン』という映像制作会社が、ドラマを制作すると報じられましたが、その後は情報がなかったため、頓挫が噂されていました。ところが今春になって複数のメディアが、テレビドラマ化に向けて前進していることを報じ、さらに8月に入ると有料ケーブルテレビ局の『Starz』が、放送権獲得に向けて最終交渉段階にあるとの報道が出てきました」(在米ジャーナリスト) 

 関係者によれば、制作陣の名前も、確定情報として流れてきているという。 

「脚本はマット・デイモン主演の映画『AIR』(2023年)を手がけた新進気鋭の脚本家、アレックス・コンベリー氏です。同作ではかつて業績不振にあえいでいたナイキのバスケットボール部門のスタッフが、まだ新人だったマイケル・ジョーダンを起用し、伝説の『エア・ジョーダン』シリーズを生み出すまでのサクセスストーリーを描きました」(米テレビ局関係者) 

 プロデューサーとして名前が挙がっているアルバート・チェン氏は、綿密な取材をもとにスポーツギャンブル市場をめぐる苛烈な争いを描いた書籍『Billion Dollar Fantasy』(2019年)を執筆し、話題を呼んだ。 

「この顔ぶれから、制作会社の本気度が伝わってきます」(前出・在米ジャーナリスト) 

 ドラマは大谷がドジャースと10年間で7億ドル(約1015億円)の巨額契約を結んだところから始まり、2024年3月の韓国・ソウルでの開幕戦翌日、水原受刑者の横領が発覚するまでが描かれるという。 

「当初は、水原受刑者のドラマとして制作が発表されたものの、ドラマでは大谷選手にもかなりの割合でスポットが当てられるそうです。水原受刑者はギャンブルに手を染めた理由として、『過酷な労働環境』と『低賃金』を主張し、労働のひとつとして大谷選手の『婚前契約』の存在までも明かしています。 

 水原受刑者の主張をもとにドラマを描くとなれば、大谷選手のネガティブなイメージにもつながりかねない。どのくらい脚色したストーリーになるのか注目が集まっています」(別の在米ジャーナリスト) 

 そうなると、ますます気になるのが、大谷のキャスティングだ。 

「当初、名の知れた日本人俳優の起用が噂されていたので、大谷選手はさぞ困惑したはず。いま、アメリカでは大谷選手の今後のパフォーマンスや、グローバルな知名度を考慮して“著名な俳優は起用しない方がいい”という声が圧倒的です。8月中に『ライオンズゲート』の決算発表があるので、そこでさらにドラマの詳細が明らかになるかもしれません」(前出・米テレビ局関係者) 

 大谷のプレーに影響が出なければいいのだが。 

女性セブン202582128日号 

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン