日本国際博覧会の公式キャラクター『ミャクミャク』(時事通信)
「残飯」という表現に〈事実に反する〉
〈当社代表は、◯◯(料理長)氏に対し、当社の自主ルールに違反し前日に調理し冷蔵庫で保存しておいたものを翌日朝に調理し直し提供したことを、厳しく指摘するとともに叱責し、始末書の記載・提出を求めたためである。◯◯氏は、その際の当社代表者らへの口頭での説明で「チャプチェの味に問題はなく変な匂いもしない」と述べていたが、母国語でない日本語で書くことがそれほど得意でなかったこと、その際に携帯アプリの自動翻訳機能を利用していたようであることから、そもそも韓国語で意図した内容どおりに記載されていない可能性があるだけでなく、当社代表者からの叱責を受け許してもらおうと当社側に過度に迎合・忖度したことから、「チャプチェにすっぱい臭いが出る」とあたかも当該チャプチェの状態が悪いかのような事実に反することを書くとともに自らの責任が大きかったかのような記載をしたものと思われる。当社代表者は、当該店舗で当該チャプチェを発見した際、その匂いなどを確認するとともに直接食して確認もしたが、別段異常な臭いはなく、酸っぱいような匂いもせず、食品衛生上の問題はなかった。始末書の上記記載は事実に反する。〉
また、残飯という表現については、
〈当該チャプチェを(食事後に食べ残したご飯やおかずなど、食べきれずに残った食べ物を意味する)「残飯」と表現しているが、これも事実に反する(正しくは、前日調理したものを冷蔵庫で保存していたものを翌日朝に調理し直したもの)。
◯◯氏の始末書は、以上のように事実に反する内容を含むものであったが、当社代表者は、自らが当該チャプチェに食品衛生上の問題がなかったこと自体を確認しており、またその他の仕事にも忙殺されていたため、◯◯氏から同始末書の提出をそのまま受けた〉
とのことだった。
万博という晴れの舞台で、発覚した思わぬ疑惑──。来場者に説明する日は来るのだろうか。