話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
猛暑が続くなか、積極的に公務に励む秋篠宮家の次女・佳子さま(30)。7月25日、静岡県御殿場市で全日本高校馬術競技大会を観戦したのち、同市内のこども園を訪れ、園児たち一人一人と笑顔でハイタッチを交わした。
この日、SNSで話題を集めたのは佳子さまが着用していた水玉ワンピース。「夏らしくてとても爽やか」といった投稿が多数見られた。
佳子さまがこのワンピースを公務で着用したのは初めてではない。2023年6月の児童出版文化賞の贈賞式、同年10月のガールスカウト式典、翌年6月の障害者ダンス大会、そして今回と幾度となく着回している。
このワンピースは日本のファッションブランド「ストロベリーフィールズ」の商品で、価格は3万1900円(税込)。2024年にブランド側がテレビの取材で「“これは佳子さまが着ていたものですか?”とお問い合わせいただくことも多いです」とその“特需ぶり”を明かしたこともある。
皇室番組に携わってきた放送作家・つげのり子氏が語る。
「オシャレに敏感なファッショニスタと見られてきた佳子さまが、一方で同じワンピースを何年も着回す。そこに皇室の伝統を感じます。昭和天皇が穴の空いた衣服を継ぎ接ぎして着続けた逸話があるように、皇室は『質素倹約』を旨とし、よいものを長く使う文化が受け継がれています。
佳子さまは手頃な価格帯のブランドや訪問先の伝統工芸のアクセサリーを選ばれることがある。皇室の伝統的な精神を大事にされているのでしょう」
再びお気に入りのワンピースを纏った佳子さまを見る日は近そうだ。
※週刊ポスト2025年8月29日・9月5日号