スイートルームで観戦する真美子さん(左から2番目)とバレロ氏(一番右)

スイートルームで観戦する真美子さん(左から2番目)とバレロ氏(一番右)(GettyImages)

「バレロ氏は今年5月、AP通信の取材に対し、大谷が年に1億ドルを超えるスポンサー収入を得ていることを認め、『額はなお勢いを増し続けています』と答えている。まさにビジネスとして大成功を収めているわけですが、一方では『ビジネスライクすぎる』と言われることもありました。

 代表的なのは、プロ入り2年目からアドバイザリースタッフ契約を結んでいた国内メーカー「アシックス」と2022年末に契約を打ち切り、翌年からアメリカを本社に置く世界的ブランド「ニューバランス」に“乗り換えた”ことです。同社との契約金は50億円を超えるとも言われ、アシックスは『契約内容で合意に至らなかった』と“価格競争”に負けたことを暗に認めていた。

 高校時代から親しんでいたアシックスの用具を2023年シーズンから突如手放し、ニューバランスの製品で身を固めた大谷の姿を、当時の記者は意外な面持ちで見守っていました」

 2人の原告は、今回のビジネスにおいても「バレロ氏主導」であったことを認めているものの、大谷に対しても訴状で、次のように追及している。

《被告(大谷)は、名声のために裏で暗躍する代理人(バレロ氏)を盾にするのではなく、行為に対する責任を追及されるべきです》

 一方の大谷は8月13日の試合後、報道陣の取材に対して「フィールドに集中したい。このチームの負けも続いているので、チーム全体として早く1勝したい」と言及を避けた。

 野球とビジネスの“二刀流”は、難しいものがあるだろう——裁判の経過が注視される。

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