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元フィギュア日本代表、7か国語を話し、クイズ番組で活躍…高橋成美(33)がとにかくポジティブなワケ「常識が必ずしも当てにならないことを体で知っている」

元フィギュア日本代表で、タレントの高橋成美さん

元フィギュア日本代表で、タレントの高橋成美さん

 クイズ番組やドッキリ番組への出演を重ね、バラエティ界でジワジワと注目を集めている元フィギュア日本代表で、タレントの高橋成美さん(33)。魅力は“常識”にとらわれないユニークな視点と頭の回転の早さ、そして瞬発力だ。

 高橋さんは、現在「りくりゅうペア」として世界を席巻している木原龍一選手(32)とのソチ五輪出場(2014年)を経て、2018年に現役生活を終了。アスリートからタレントに転身する例は珍しくないが、7か国語を操り、クイズ番組では3回目の挑戦で賞金300万円を獲得するなど、その才能は異彩を放つ。かつては「自分からフィギュアを取ったら何も残らないと思っていた」という高橋さんに、セカンドキャリアへの想いを聞いた。【全3回中の第3回。第1回から読む】

 * * *
 そもそもフィギュアスケーターは選手寿命が短いことで知られるが、いつ「終わり」を意識するのか。また、セカンドキャリアの候補はどう考えるのか。

「フィギュアをやっている時って、人生がフィギュア一色なんです。だから選手としての寿命が短いことに関して、疑問や恐怖を感じたことはありません。いつも目標に向かって全力を尽くすだけです。ただ、いざ引退すると、直後は無気力で、何もやりたくないほどカラッポになりました」(高橋さん、以下同)

 燃え尽き症候群になりかかっていた高橋さんが“外”に目を向けるきっかけになったのは、アイスホッケー選手の平野由佳さんから、元オリンピアンらを集めたアイスホッケーチームに誘われたことだった。

「ずっとアイスホッケーには憧れがありました。同じ氷の上だけど、基本は孤独なフィギュアと違って、アイスホッケーはチームでわいわいやっていて、羨ましかったんですよね。そのアイスホッケーをやらせてもらっているうちに、フィギュア以外でやりたかったことをどんどん思い出してきて、新しいことに挑戦しようという気持ちが湧いてきました」

 2025年3月2日に行われた三浦国際市民マラソンで、21kmを疾走した高橋成美さん

2025年3月2日に行われた三浦国際市民マラソンで、21kmを疾走した高橋成美さん

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