佳子さまの“3着目のドットワンピ”姿(時事通信フォト)
1970年代を意識したファッション
6月のブラジル、7月の御殿場、8月の大阪万博と、頻繁にドット柄のワンピースをお召しになる佳子さま。しかし、それぞれ違うブランドの商品で、アクセサリーも替えるなどこだわりが見える。モード誌で活躍するスタイリストが解説する。
「ブラジルの公式訪問では、ロングスリーブのワンピースをお召しになっていました。海外訪問ということもあってか、流行のボウタイがフォーマルな印象を与えます。イヤリングは、輪島塗のデザインのものを着用されていて、価格は5500円です」
着用された赤いイヤリングは今回も耳元で可憐に揺れていた。アクセサリーを赤で統一しているという点でも共通点が多く見られる。
「しかし、今回はブラジル訪問の時よりも“カジュアル”で“レトロ”な装い。全体的に少しシックで、セブンティーズ(1970年代に流行したファッション)を意識されているようにも見えます。ウエストマーク(ベルトなどでウエスト位置を際立たせることで、体型を美しく見せるスタイリング)は、まさに当時の特徴。
日本で初めて開かれた1970年の大阪万博から、皇室と万博との関係は始まっています。当時のファッションをモチーフにすることで、50年以上の歴史を表現されたのかもしれません」(同前)
また、御殿場を訪問された際は、白地に青の水玉+青のベルト、白のパンプスをお召しに。
「モノトーンカラーにプラス1色足すことで、まとまりがありつつ華やかさを演出されていますよね。また、価格もあえて等身大のものを選ばれているように思えます。そういった意味で、佳子さまは非常にファッションを楽しまれている印象を受けます」(同前)
今後も、佳子さまの“ドットワンピ”から目が離せない──。