道路に座り込む2人組み(TikTokより)(※写真は海外でのドラッグ使用者が撮影されたものです)
沖縄の高校生の手にも渡っている
「『即効性のある脱法ドラッグ』として急速に広がっています。県内では『笑気麻酔』と称して電子たばこで吸引するリキッドの状態で密売されている。大麻よりも安価なため、Xや通信アプリのテレグラムなどで取引され、現地の高校生や中学生の手にまで渡っているようです」(地元メディア関係者)
厚労省が規制に乗り出す直前には、沖縄県警や、九州厚生局麻薬取締部 いわゆる「マトリ」などが一斉に危険性を呼びかけており、沖縄での密売網の広がりが国内での規制強化の動きに結びついたという側面もある。
マトリの広報にともなって、沖縄県警が2月から4月にかけて交通事故や薬物事犯などの捜査を通してエトミデートの成分を含む、リキッド約150個を押収したことも公表。「笑気麻酔」の名称で密売されていたリキッドは、10~20代を中心に所持が確認されたという。
県警は、このドラッグの摂取によって「意識の混濁、酒臭のない泥酔、手足のしびれなどの症状が見られた」として、県教育委員会などから、県内の小中高校への注意喚起もしている。
「当局がこのエトミデートの蔓延を認知したのは、県内で起きた事故の捜査がきっかけだったようです。県警が捜査の過程で、電子タバコに装着したリキッドを関係者が所持していたのを確認。エトミデートの成分が検出された。
同時期に那覇市内などの繁華街でたむろしている少年らへの職質でも、同様のリキッドの押収が相次いだ。ドラッグがかなり広範囲に広まっていると危機感を募らせたことが、メディアへの広報にもつながったようです」(同前)
厚労省が取締対象となる「指定薬物」に指定して以降、沖縄県内ではこのエトミデートがらみでの摘発が相次いでいる。