相合傘で寄り添う2人
不仲説のイメージも変わらぬ“母の愛”
「父である水谷さんからは小さい頃から『お前は芸能界には来ないほうがいい』と言われ育ってきたそうです。いわゆる“2世芸能人”であることへの、繊細なコンプレックスもあり、2011年のデビューからしばらくは両親の名前を大っぴらにせず、地道に活動を続けてきた。実際、当時は趣里さん自身がマスコミなどで両親について触れることはなく、蘭さんたちも夫婦の対談記事でさえ、娘の名前を出さなかった」
そんな親子関係に、一時は“不仲説”まで囁かれた。
「2013年、趣里さんが当時、同業者と同棲をしていたことが明かされ、そのことに水谷さんが難色を示して、実家に連れ戻したなどとまことしやかに報じられました。
また2018年、趣里さんが映画『生きているだけで、愛。』で、初の日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した際には、『劇中のヌード描写に水谷が激怒した』といった一部週刊誌の報道もあった。このことについては水谷さんが『実は後押ししていた』と明確に否定しています。しかし、こういった報道のイメージもあり、最近まで蘭さん夫婦と趣里さんは“仲が悪い”というイメージも広まっていた」
しかし、“母の愛”は不変だった。2019年秋、飲食店で水谷一家を目撃したという人物が明かす。
「客単価2万円はくだらない都内の高級イタリアンで、家族でディナーを楽しんでいました。
皆さんが店を出たとき、ちょうど雨が降っていたのですが、傘が1本しかなかったようで、途中で水谷さんは自身が雨に濡れるのをいとわず、妻と娘に傘を譲っていました。母娘の相合傘で肩を寄せ合い、楽しそうに会話しながら歩いていた。
趣里さんは食べすぎたのか、お腹にそっと手を当てていて、蘭さんは優しげな眼差しを向けていました」
別のスポーツ紙芸能デスクもこう語る。
「蘭さんは、『七光りと呼ばれるのは嫌だ』と悩んでいたデビュー当時の娘を、自分と同じ芸能事務所に所属させ、公私ともに趣里さんを支えてきた。今回、『三山さんとの結婚に難色を示している』という報道があったのも、ひとり娘を愛しているゆえ。
また、ことし1月には、蘭さんのコンサートのファイナル公演で趣里さんがサプライズ出演。『(母親と)不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)』と、声高らかに“不仲説”を払拭しています。今も昔も、変わらず蘭さんは趣里さんのいちばんの心の支えなのです」
“年下の男の子”を家族に迎えた蘭さん一家。これからも末長く、家族全員で幸せな人生を歩んでほしい。