両親は朝比さんが大学入学のタイミングで離婚したという(写真はイメージです)

両親は朝比さんが大学入学のタイミングで離婚したという(写真はイメージです)

両親がダブル不倫で離婚

──何があったのでしょう。

「両親はダブル不倫の末に離婚。そして僕自身はマルチ商法の仕組みを知り、A社が完全に嫌いになりました。家庭不和も親の離婚も、もとはA社のせいだと思っていたので。

あと、すごく嫌だったのが、母のアップへ手紙を書かされるんですよ。僕自身はアップとほとんど面識がありません。でも母は子どものことをアップに逐一報告するので、僕らの情報が筒抜けなんです。たとえば、僕は現役で京都大学に合格したんですが、『息子が京大に……』とか。大学院時代に研究で賞をもらったときも、いちいち報告していました」

──他にどんなことが?

「金銭的な負担です。離婚後は母ひとりで住宅ローンを背負ったので、家計は火の車。僕の奨学金の一部も母に渡しました。そして子どもたちが社会人になると、母はあからさまに入金を促すようになりました」

──どういう催促を?

「定期的に『今月もよろしくお願いします』とメールが来るんです。僕は社会人5~6年目までに総額300万円、兄は700万円渡していますが、今に至るまで母から返金はありません」

──お母さんが住宅ローンを完済するのは難しそうですね。

「母は離婚の際、父に住宅ローンを繰り上げ返済すると約束していました。ところが、期限が1年後に迫っても残債は1千万円以上。しかもA社は稼げないので、完済は絶対無理なんです。

その頃、僕は結婚して数年経っていました。職場の上司に『家族関係がこじれている』と話したら、会社の福利厚生で受けられるカウンセリングをすすめられました。

最初は気が進まなかったんですよ。母のマルチは家族の汚点と思っていたので、それまで誰にも相談してこなかった。でも、妻にも説得され、夫婦でカウンセリングを受けました。そこで事情を話したら『あなたのお母さんが悪いです』と言われたんです」

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