表示されなくなった大谷翔平の広告(販売会社のHPより、現在は削除済み)
「この申立書の中で大谷サイドは、〈大谷の名前、写真、肖像権の使用について、原告の2人は別のサイドプロジェクトにまで無断で使用した〉と主張。〈大谷とバレロに気づかれないうちに、大谷の名前と写真を使ったウェブサイト上で、サイドプロジェクトのウェブサイトに誘導するよう仕向けていた〉としています。
原告が訴える〈妨害行為〉については、〈クライアント(大谷)の名前が不正に流用されるのを阻止するための正当防衛だった〉と反論した。その上で、原告側の訴状内容は根拠のない誤った主張に満ちており、棄却されるべきだと結論づけています」(在米ジャーナリスト、以下同)
大谷が許せなかった“一線”
そもそも大谷がこのハワイの別荘に関する不動産開発事業にタッチしたのは、2022年ごろとみられる。事情に詳しい関係者が語る。
「大谷はハワイに自ら訪れ、当時からプロジェクトを担っていた松本氏とともに海沿いの区画を視察したそうです。松本氏はメディアの取材に対し、『大谷さんはハワイの星空がお気に入りだったようでした』と語っていました」
開発物件は全14区画あり、平均敷地面積は1エーカー(約4000平方メートル)、平均販売価格は1棟あたり約1700万ドル(約25億円)に上る。偶然にも、元通訳の水原一平受刑者(40)が違法賭博に手を出し、大谷の口座から詐取した総額である約1700万ドルとほぼ同額だ。
この視察で気に入ったのか、大谷がハワイの別荘を購入したというニュースが明るみに出たのは、真美子さんと結婚した直後の2024年4月ごろのことだった。